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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
番外編その1 鉄砲水と絆の英雄
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は後攻か。どう出てくるか、じっくり見させてもらうとしよう。

「俺のターン、トライクラーを守備表示で召喚!ターンエンドだ」

 トライクラー 守300

 遊星が最初に召喚したのは、レベル3のわりにはステータスの低い3輪を持つ機械族モンスター。ふむ、下級1体出してエンドか。てっきり富野や遊みたいに初手からガンガン回してシンクロモンスター、それもあのスターダスト・ドラゴンを出してくるかと思っていたが、まあシンクロ使いにも色々いるのだろう。単にあの2人がおかしかっただけかもしれない。

「僕のターン。ツーヘッド・シャークを召喚」

 ツーヘッド・シャーク 攻1200

 そっちが様子見で来るなら、こっちはいつも通り前のめりに攻め込むまでだ。攻撃を誘っているのなら別にそれでも構わない、なにが出てくるかその策に乗ってやろう。

「行けっ、ツーヘッド!そのままトライクラーに攻撃!」

 2つの口を持つ鮫が、その鋭い牙と頑丈な顎で敵を噛み砕きにかかる。伏せカードの正体を見極められるかとも思ったが、まだ発動の時ではないらしい。

 ツーヘッド・シャーク 攻1200→トライクラー 守300(破壊)

「俺はこの瞬間、戦闘で破壊されたトライクラーの効果を発動。手札またはデッキからヴィークラー1体を特殊召喚する!」

 ヴィークラー 守200

 噛み砕かれてスクラップと化したトライクラーの代わりとして、すぐさま2輪に人型の上半身をくっつけたような黄色と青を基調とするモンスターが特殊召喚される。ふむ、リクルーターか。それもレベル3のトライクラーから出てくるレベル2……となると、もう1回攻撃しても後続が出てくる可能性の方が高いか。普段の相手ならわざわざデッキ圧縮に付き合ってやることもないけれど、何せ相手はシンクロ使いであることがほぼ確定しているシグナーだ。あれを残しておけば、後々よりレベルの高いシンクロモンスターに繋がれかねない。

「ツーヘッド・シャークは、1ターンに2度の攻撃ができる。そのヴィークラーにそのまま追撃させてもらうよ」

 ツーヘッド・シャーク 攻1200→ヴィークラー 守200(破壊)

「ならばヴィークラーの効果により、デッキからアンサイクラー1体を特殊召喚する」
「やっぱりか……」

 アンサイクラー 守100

 ヴィークラーの跡を継ぐように特殊召喚される、一輪車に人型の上半身をつけたようなモンスター。ま、想定内といえば想定内だ。レベル2をレベル1にしたことが後々どう響くか、肝心なのはそこだけだ。

「カードを1枚セットして永続魔法、グレイドル・インパクトを発動。このターンのエンドフェイズにその第2の効果、ドール・コール!デッキからグレイドルカード1枚、グレイドル・イーグルをサーチす
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