番外編その1 鉄砲水と絆の英雄
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、努めて余裕を込めて虚勢を張る。
「真打登場はそっちもかい?だけどフィールドから墓地に星墜つる地に立つ閃bのカードが送られたことで、ウォーターフロントには壊獣カウンターが1つ乗せられる」
KYOUTOUウォーターフロント(0)→(1)
スターダスト・ドラゴン。その特殊能力は不明だが、現状何も打つ手はない。終焉の地なんてまだるっこしいカードではなくテラ・フォーミングあたりから直接ウォーターフロントをこのターンの初めに握ることさえできていれば今頃壊獣カウンターは3つ溜まっていたはずだし、そこから壊獣をサーチしてとっととリリースでご退場願うこともできていたはずだ。でもまあ、あまり文句ばかり言ってもつまらないしもっと前向きにいこう。
遊星 LP1600 手札:1
モンスター:スターダスト・ドラゴン(攻)
マッシブ・ウォリアー(守)
魔法・罠:なし
清明 LP2200 手札:1
モンスター:地縛神 Chacu Challhua(攻・リビデ)
白闘気双頭神龍(攻)
神龍トークン(守)
魔法・罠:補給部隊
補給部隊
リビングデッドの呼び声(地縛神)
場:KYOUTOUウォーターフロント(1)
「俺のターン。そろそろ、この戦いに決着をつける時だ」
「それについちゃ僕も同感だね。それで?」
「これが俺の、最後の賭けだ!カードを2枚伏せてターンエンド、さあ、来い!」
これまでの印象とはうってかわっての熱い叫びとともに、残り2枚の手札を勢いよくセットする遊星。スターダスト・ドラゴンは攻撃表示のまま、これがいったい何を意味しているのか。いずれにせよ、遊星の目には本人の言葉通り最後の賭けに挑む者に特有の強い覚悟が燃えている。あれはブラフでも何でもない、本気で遊星はあの2枚、それとスターダスト・ドラゴン、あるいはマッシブ・ウォリアーか。ともかくこの最大でも4枚のカードから、これだけ不利な状況をひっくり返しての勝利を狙っている。
「……なら、こっちも出し惜しみなしだ!僕のターン、ドロー!」
『結局、マスターはこのカードなんだな』
ドローカードを覗き込み、半分呆れたように笑うチャクチャルさん。まったくだ。だけど、これは僕の誇りでもある。いつでも一緒に戦ってきた、最高最大のフェイバリットカード。
「神龍トークン1体をリリースして、アドバンス召喚!このカードはレベル7だけど、召喚の際にリリースを任意の数まで減らすことができる」
「あれは……」
「出たぜ、清明のエース!」
バイファムートを取り巻く神気が上空に揺らめき、優しい白色の霧となって滞空する。その霧の世界の向こうから、全身鎧の人影がやってきた。その攻撃力は、リリースしたモンスター
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