番外編その1 鉄砲水と絆の英雄
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がぐわりと動き、星屑の戦士へと純白の波動を放つ。仕掛けてくるとしたらここだろうか……だが意外にも、まだ遊星はピクリとも動かなかった。
白闘気双頭神龍 攻3300→4300
神龍トークン 守3000→攻3300→スターダスト・チャージ・ウォリアー 守1300(破壊)
「何もなし、か。なら続けて白闘気双頭神龍で遊星にダイレクトアタック、白の晴朗軌跡!」
攻撃を終えた側と入れ替わるようにバイファムートの最初に動いた方の首が目覚め、追撃のダイレクトアタックを仕掛けに行く。さあ、これを止めないとライフが尽きるぞ。
「トラップ発動、トゥルース・リインフォース!このカードは発動ターンの俺のバトルを封じる代わりに、デッキからレベル2以下の戦士族モンスターを特殊召喚できる。来い、マッシブ・ウォリアー!」
「構わない、攻撃続行!さらに速攻魔法、終焉の地!相手がモンスターを特殊召喚した時、デッキからフィールド魔法1枚を直接発動できる。これが僕のフィールドだ、KYOUTOUウォーターフロント!」
「フィールド魔法か……」
巨大な石の歯車を盾のように掲げる戦士……確かあのカードは、1ターンに1度破壊されない壁モンスター。なるほど、確かにあれならば緊急回避にはもってこいだろう。そんなことを考えている間にも、バイファムートの攻撃はその頑丈な盾に受け止められていた。
だが、それは確かにこの一撃こそ止められたかもしれないが、決して安くない代償を支払うことにもなる。ほんの少しだけ、遊星の表情が変化した。そう、彼は僕が当然使うであろうフィールド魔法に依存するモンスター、地縛神を知っているのだ。ふふふ、すでに自分のライフが即死圏内にある状況でフィールド魔法を張られるというのはたまったものじゃないだろう。しかも僕のチャクチャルさんは、確実に場に出る隙を今か今かと伺っている。
そう、こんな風に。
白闘気双頭神龍 攻4300→マッシブ・ウォリアー 守1300
「確かに攻撃を耐えきれるマッシブ・ウォリアーなら、僕が今のドローで召喚できるモンスターを追加で出していたとしてもライフを守り切れるってわけか。でも、そりゃちょっとばかし虫が良すぎるってもんさ。そろそろお楽しみの時間だよ、遊星!トラップ発動、リビングデッドの呼び声!」
「リビングデッドだと?まさか!」
遊星は、さっき死者蘇生を発動した時に自動的に僕の墓地も見ていた。つまり、僕の墓地にあのカードが落とされていることも知っている。そんなに出してほしいなら、お望み通りに満を持して呼んでやろう。
「力を維持するために必要なフィールド魔法は遊星、お前さんのおかげで発動できた。瑚之龍の効果を使った時にはもう、とっくに仕込みは終わってたのさ!七つの
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