番外編その1 鉄砲水と絆の英雄
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チャージ・ウォリアー!」
☆2+☆2+☆2=☆6
スターダスト・チャージ・ウォリアー 守1300
遊星が4体目に召喚したのは、星屑のように煌めく機械の翼をひるがえす新たなるウォリアー。そのステータスはこれまでのウォリアーたちの中でも断トツに低く実際遊星も守備表示でシンクロ召喚しているが、無論それだけではないだろう。なら、ここでドラゴン・アイスを蘇生させるべきだろうか……いや、相手の効果が分からない以上、下手に手を出すのはやめておこう。
「スターダスト・チャージ・ウォリアーがシンクロ召喚に成功した時、俺はデッキからカードを1枚ドローできる……ドロー!」
なんとまあ、この土壇場でドロー効果に繋がるとは。さあ、次は何を引いたんだ?
「死者蘇生を発動!俺の墓地からミスティック・バイパーを特殊召喚し、その効果を発動。このカード自身をリリースすることでカードを1枚ドローし、それがレベル1モンスターならばさらにもう1枚ドローができる。俺がドローしたのはレベル1のガード・オブ・フレムベル、よってもう1枚だ」
ミスティック・バイパー 攻0
死者蘇生により見慣れない笛を持つ道化師のようなモンスター……おそらくあの調律の後半の効果で墓地に送られたのだろう、ミスティック・バイパーが現れたかと思ったら瞬時に消え、代わりに遊星の手札が2枚増える。
「魔法カード、調和の宝札を発動!手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー、ガード・オブ・フレムベルを捨てることでさらにカードを2枚ドローする!」
『またか』
口には出さないが、僕も同感だった。たった1枚のドローから繋げてスターダスト・チャージ・ウォリアー、ミスティック・バイパー、調和の宝札とこのターンだけで計5枚ものドローに成功しているのだから、相手する側としてはそう言いたくもなるというものだ。
だが、そのドローのラッシュもようやくひと段落着いたらしい。
「……カードを2枚伏せて、ターンエンドだ」
「やるな遊星、まさかあんなにドローするなんてな」
「ああ。ただ引きがいいだけじゃない、彼のデッキとの深い絆がそれを可能にしたのだろう」
もはや実況に解説と化した後ろの2人も感嘆の声を漏らす中、再び僕にターンが巡る。あそこまでぐるぐる回して得た2枚のカードだ、当然ブラフではないだろう。どのタイミングでこちらにあの2枚が牙をむいてくるか、見極めを間違えたら倒れるのはこちらだ。
「僕のターン。魔法カード、アクア・ジェットを発動!このマジックコンボで魚族モンスター、白闘気双頭神龍の攻撃力はさらに1000アップ!そして神龍トークンを攻撃表示にして、バトルフェイズ。スターダスト・チャージ・ウォリアーに攻撃!」
バイファムートの先ほどとは違う側の首
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