番外編その1 鉄砲水と絆の英雄
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ォリアーの耐性が通用するかどうかは賭けだったがな。だが、どうやら俺はこの賭けに勝ったようだ」
答えてくれないかとも思ったけど、思いのほか饒舌に話してくれた。無口なようでいて、案外話しやすいタイプなのかもしれない。そしてあの1瞬でそれだけのことを見抜く洞察力、そこから耐性持ちのターボ・ウォリアーを呼び出す応用力。
うん。やっぱりこの男、強いデュエリストだ。カードパワーとか引きの良さじゃない、純粋にデュエリストとして強い。つくづく今のうちに戦えてよかったけれど、もっと成熟してからの彼と戦えないことが惜しい。残りの手札1枚を伏せてターンを終える遊星の姿を見ながら、改めてそう思った。
ターボ・ウォリアー 攻3300→2500
「僕のターン。魔法カード、貪欲な壺!墓地のグレイドル・スライムJr.、グレイドル・イーグル、グレイドル・ドラゴン、ツーヘッド・シャーク、そしてネレイアビスの5体をデッキに戻して2枚ドロー。トレード・インを発動、手札からレベル8のカイザー・シースネークを捨ててさらに2枚ドローする」
目まぐるしく引き込まれたドローソースと手札交換カードにより、手札の中身がくるくると入れ替わる。だけど、おかげですっかり準備は整った。さあ、さっきの借りを利子付けて叩き返してやる時だ。
「手札からカイザー・シースネークの効果を発動。相手フィールドにのみモンスターが存在するときレベル4、攻撃力0としてこのカードを特殊召喚し、さらに手札か墓地からレベル8の水属性かつ海竜族モンスターを攻守0として特殊召喚できる。たった今捨てたもう1体のカイザー・シースネークを蘇生!そしてこの2体目もまた、特殊召喚されたことでレベルが4になる。チューナーモンスター、グレイドル・スライムJr.を召喚!本来は召喚時に蘇生効果が使えるけど、あいにくついさっき墓地のグレイドルは全部デッキに戻しちゃったからね」
カイザー・シースネーク 攻2500→0 ☆8→4
カイザー・シースネーク 攻2500→0 守1000→0 ☆8→4
グレイドル・スライムJr. 攻0
「今度こそ覚悟しときなよ、遊星。レベル4になったカイザー・シースネークに、レベル2のJr.をチューニング。鉄網珊瑚の時の果て、目覚めよ海に抱かれし秘宝!シンクロ召喚、瑚之龍!」
☆4+☆2=☆6
瑚之龍 攻2400
海中で長き時を過ごすうちにその体はやがて珊瑚をまとい、それと一体化した文字通り赤珊瑚色の龍。あいにくとレベル6モンスターであり攻撃力でも劣るこのカードにターボ・ウォリアーを倒すことは不可能……だけど、この場においては十分だ。
「瑚之龍は1ターンに1度、手札を捨てて場のカード1枚を破壊できる。ターボ・ウォリア
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