2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
2階
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って?」
「それは無いだろう、だって少女って書いてあるし、すずか達の年齢は少女じゃなく幼女だろう」
「そうね、綾は見た目120CMぐらいしか見えない幼女にしか見えないから、すずかの推理は間違ってるわよ」
「だれがチビの幼女だ」
「こんな可憐な少女を捕まえて何が幼女よ!」
「は?可憐」
「二人ともケンカしてる場合じゃないよ、もう!」
確かに!
悔しいが俺の身長と雰囲気で一発で男と見分けるのは難しいだろう
現にあの洞察力が鋭いおやっさんでさえ間違えたぐらいだ。
ちらっと時計を見るとあれから全然動いてない。
扉の音が聞こえた。
俺は2人を見て頷いて、ゆっくり音がした方の扉を開いたのだが、今度は階段を下る音
しかも車いすの音も
俺達は踊り場に出たのだがやはり姿は見えない。
「ちょっとどうやって車いすで降りれたのよ」
「聴かれてもわからん」
そう言った瞬間、外から雷鳴の音が聞こえてきて二人が俺に抱き付いてきた。
これで年相応ならすごくうれしいのだが、小学生に興味は無いからな
≪綾様≫
≪どうした?≫
≪実は質量がないのです≫
≪は?≫
≪先ほど車いすが聞こえたので、質量で分かると思って動くものの質量を測ってたのですが≫
≪動いたものが俺らしかなかったということか?≫
≪まったく何なんだ?≫
≪あと一つ≫
≪まだあるのか?≫
≪はい。片方の部屋割りを見てないので何とも言えませんが、下の階の作りが変なような気がしました≫
≪今は些細な情報も欲しい。言ってくれ≫
≪では、ここの遊戯室と食堂は同じ大きさでしたが、左右に扉がありました。
ですが下の食堂は下座の方に扉はありましたが上座の方に扉がありませんでした。≫
≪なら上座の奥は執事の部屋じゃないのか?≫
≪それは無いです≫
≪なぜ?≫
≪大きさが反対側の料理人の泊る部屋と同じぐらいだったからです≫
≪確かに・・・≫
≪そこに行ってみるか≫
≪これまで以上に気を付けてください≫
≪ああ、他は?≫
≪磁場が乱れているせいか、先ほどはなんとかわかりましたが、
どんどん計器の方もくるってきまして≫
≪すずかの仮定が本当だとしたら目的は俺か?
それとも恋焦がれたアリサかすずかなのだろうか?≫
≪ですが、先ほどアリサさんも言ってましたがあの距離で綾様を男だと・・・≫
≪いくら俺がぶっきらぼうな男の行動でも難しいわな、なによりこの道は良く通ってるのに、
思い出せないなんて奇妙すぎる。これもジュエルシードの力か?≫
≪ジュエルシードに記憶操作なんてものは無いはずです。あくまでも願いを叶えると言う事のみ
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