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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
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エリカは完全に動かなくなってしまった。
先ほどから小さく、これは夢、夢なの、と繰り返している。
どうやらすでに現実が直視できない状況らしい。
そこでルーシーが、エリカのほほを人差し指でぷにぷにとするもまるで反応がない。
その様子を見ていたルーシーが、
「返事がない。どうしよう、やっぱり衝撃が強すぎるのかな〜、
特殊能力
(
チート
)
って結構無茶苦茶なことが多いから、こういうものだって済ませておかないと大変なことになるんだよね」
「ルーシー……そういえば前話した、“仮説”としての能力説明をすれば、もう少しエリカも納得できるか?」
「別に納得させなくてもいいけれど、説明をすると更に混乱しそうな気がするけれど……いいのかな?」
ルーシーが首をかしげて俺に、暗にやめておいた方がいいんじゃないという。
それに俺は、それもそうかと納得しかけた所でエリカが起き上がり、
「ぜひ、仮説を聞かせて欲しいわ。こんな狂気の展開に少しでも、終止符が打たれるというならば……」
「あ、はい。そんなにおかしなことだったかな……」
「おかしいわ、絶対におかしいわ、こんなのありえない!」
そう言い切ったエリカに俺は、どう話していこうかな、と考えてからまずは大枠から話していくことにした。
「まず俺の能力だが、“知識の箱庭(ワールド・メティス)”というらしい。“ステータス・オープン”でも確認したからそうなんだろう」
「ステ? なんですか? それは」
「体力魔力などを空中に光の窓を生じさせて、そこにその人物などの情報を文字などで描きだす魔法だ」
「……ギルドにある“
超魔法技術
(
オーバーテクノロジー
)
”による、能力測定に似ていますね」
うめくように呟いたエリカに俺は、初めて聞いた情報だったので、
「ルーシー、ギルドにはそういったものがあるのか?」
「あるよ〜、別世界の異世界転移者の人と接触する機会があって、その時に作り方というか概念を聞いて、頑張って再現したんだよ〜。ギルドカードによる能力の情報から何からを一通りの収集……おかげでこの世界の管理修正が比較的楽になって助かったよ〜。やっぱり冒険者の人達は強い魔力を持っているから影響が強いしね」
「そういったものに使っていたから、そんなギルドがあったりしたのか。ん? エリカが俺の方を信用ならないとでもいうような目で見ている気がする。なんでだ?」
そこで俺は、胡散臭そうに俺を見るエリカに気づいた。と、
「そんな風に簡単に能力表示ができるとは思えないわ」
「なんだ、やってほしいのか? いいのか?」
「……もちろんよ」
「そうか〜、たまに恥ずかしい秘密が出てきたりすることがあるが、まあ、問題ないな」
俺は、エリカがいいというので“ステータス・オープン
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