2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
作戦会議?
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わからないことが多すぎるので、情報集めのために話を聞いてみる
その前に俺は悪意からの防御の呪文をかけた。
こちらに来る攻撃を無効化する呪文
ただしこちらからも攻撃は出来ないし、この結果以外に出たら無効という欠点がある。
「少し聞きたいことがあるんだが、いいか?」
「何よ?」
「そうだな、この館の事を聞いても良いか?
先も言ったが、廃墟の館というだけでは言ったから何も知らないんだ」
「そうね、こんな廃墟だからお化け屋敷という噂が流れてるぐらいよ、
すずかは、ほかに知ってる?」
「私もアリサちゃんと同じことぐらいかな、今日の新聞でここら一体で行方不明者が出てるって言う事と、
この裏側にある湖の近くで死体があったぐらいかな?
詳しくは怖くて読まなかったんだけど」
「そうか、この館の主人とかは?」
「それがまったく記憶にないのよね」
「私も」
は?それはおかしいだろ
こんな大きな館なんだ。
一般人なら詳しく知らなくても仕方ないが、アリサにしろすずかにしろ名家であるのに知らないなんてあり得るのか?
「それじゃ、この館の前は?」
「ずっと館なんじゃないの?だってこんなに朽ち果てるなんてどれぐらいの期間たってると思うの?」
それもそうか、良くは知らないが数か月でこんなに朽ち果てるはずがない
年単位か、何かないのか情報は
どんな人物か知らない、いつごろに立ち始めたかわからない館、食堂にはあれだけのお皿が載っていたということは、お客は結構来ていた証拠だそれなのに知らないとは、なぜだ!
「仕方ない2階に行ってみるか?」
「綾1階は?」
「食堂とキッチンそれと多分執事の部屋と料理人の部屋があったぐらいで、変哲もなかったぞ」
「そう」
「綾君は、何を探そうとしているの?」
「なぜか開かないからな、ここからの脱出だな、鍵開けも呪文も聞かない館に閉じ込められたから、
じっとしてても助けが来ないしな、それともこんなホラー感がある家で1泊したいかお前たち」
そう言ったら二人とも首を横にふりやがった。
当然俺もこんな気味の悪い館にいたくはない。
そう思った瞬間、アリサのかわいらしい悲鳴が聞こえた。
「どうした?」
「あ・・・綾あれ?」
アリサが指をさしている方向に明かりのための光の球をそちらに飛ばすと大きなコウモリの死骸があった。
すずかも気味が悪そうに顔をそむけた。
俺もすぐさま光りをこちらに寄せた。
「本当に気味が悪い館だ!」
「なんでこんな気味の悪い館に入るのよ?」
「知らないのか廃墟マニアっていうのがあってな」
「でも綾君そんな趣味はないよね」
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