2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
館に潜入、そしてお約束のトラブル
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
社会で学んだものだ。
上座には当主の大きな肖像画が書かれていたのがわかるが、それも顔のあたりは破れていてよくわからない。下座には扉があり多分厨房があるのだろうと予測する。
まずはそこに行くことにする
やはり中に入るとすごい臭いでたまったものじゃないので先ほどの浄化呪文と空気浄化呪文も使用する。
1階の浄化呪文につき約28リットルの水と27キログラムの食事を浄化できるのだが、量が多いので数回の呪文を使用しないといけなかった。
この呪文自体は僧侶系の低級呪文だが、この館の異質さで疲れが非常にやばいということがわかった。
呪文の疲れじゃなく、この部屋の異質さで精神的にやられている。左側にまた扉があるのでそちらに行くことにした。
そこはどうやらコックたちの部屋のようだった。
朽ちてはいたが、何かのレシピ帳や日記みたいのもある。
残念ながらその日記を読むことはかなわなかった。
左側にまた扉がある多分エントランスにつながる扉だろう
開けるとやはりエントランスだったのでそのまま真正面の扉に向かうことにしたのだが、
ご丁寧に鍵がかかっていたので、盗賊技能の鍵開けの技術で開けた。
流石に今の鍵は無理だが、昔ながらの鍵ならば技術で開けることが出来る。
中に入ると多分執事の部屋だろう。
結構な広さだった。
たいして、これと言ったものはない感じだ。
部屋の作りからしておくにも部屋があると思ったのだが、どうやらないみたいだ
まぁ食堂がすごく大きいから、この壁を壊すと食堂にぶつかるんだろうと思った。
さてと、戻るかと思った時だった。
俺の知っている声がエントランスの方から聴こえる。
「綾〜どこにいるのよ、出てきなさい〜」
「綾君、いるのなら返事してほしいな」
なぜだ!
≪ティア俺は閉門の呪文をかけたよな≫
≪確かに、そしてアリサさんもすずかさんもそれを解くすべはありません≫
俺は急いでエントランスに出たらやはり2人だった。
≪ティア本物?≫
≪残念ながら本物ですね≫
「誰そこにいるの?」
「アリサちゃん、綾君だよ」
「なんで二人がここにいるんだ!」
「反対に聞くわよ、なんで幽霊屋敷に足を踏み入れてるの?」
「質問を質問で返すな」
「答えなさいよ」
「まずは俺の質問に答えろ」
「もぅ、二人ともまって、私たちは綾君が中に入るのを見たから中に入ったんだけど・・・綾君は?」
「なんか冒険心にかけられてな、こんな廃墟っぽい洋館を探索するのも気分転換に良いかなってな」
俺は本当の事ではなく男子ならそう言う事もあるだろうと言う嘘をついた。
「は〜ケガしたばかりなのよ、何考えてるの?」
「はいはい、もう一つ質問をしても良いか?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ