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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十八話
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「フーッ!」

「ちょっといっ君落ち着かせて来るから、二人は来ちゃダメだよ」

と言ってリビングから出ていった。

「「………………」」

残された二人は顔を見合わせ……

「キスの練習するか?」

「するー!」

全く反省していなかった。








一時間程で戻ってきた一夏はムスッとはしていたが、そこそこ機嫌が治ったようだった。

「束お姉ちゃん。どうやったの?」

「うん? ただいっ君を抱きしめてじっとしてただけだよ」

一夏は顔を赤くして、フイッと顔をそらす。

「一夏も元に戻ったようだし、私はそろそろ帰るぞ」

「もう暗い。泊まっていけ」

不機嫌そうだが、喜色を隠せていない声色で一夏が言った。

「ふむ…そうだな。少し家に電話してくる」

箒がリビングから出て、電話をかけた。

「もしもし。父さん?」

『どうした箒? 今日は一夏君の家に泊まるんじゃなかったのか?』

「そうなのですが、暫く止まる事になりそうで…」

『何かあったのか?』

「実は先日ISの実験で一夏の手足がなくなっ…」

『なんだとっ!? なぜもっと早く言わなかった!?』

「一夏に口止めされていました。今日義手が完成しましたが心配なので暫く泊まります」

『……わかった。一夏君を頼んだ』

「はい」

ガチャ、と箒が扉を開けた。

「おいどういうつもりだ箒。明日も泊まるのか?」

「どうもこうもない。この数日間私がどんな気持ちだったか考えろこのアホめ」

有無を言わせぬ口調で箒が言った。

一夏も唇を尖らせながらも反論しない。

「箒お姉ちゃん泊まるの?」

「ああ。暫くはな」

「やったぁ!」

「では今日は四人で寝るとするか」

「変な事したらベッドから蹴り落とすからな」




その晩篠ノ之姉妹は織斑兄妹を挟んで、満足げに微笑んでから眠りについた。

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