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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十八話
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物なんだからさ」

カンヘルは、俺の理想……わがままだ。

「あ、それと思い付いた事があるから試したいんだ。それが上手く行けば複雑な義肢なんていらなくなる」

「そうなの?」

「うん。昨日思い付いたんだ」

「わかった。それで、いつためすの?」

いつ……かぁ……。

「出来るだけ早い方がいいから……今日の放課後かな」

「放課後にどこ?」

ん? 束さん来る気なのかな…?

まぁ、みられて困るような事でもないからいいけどさ。

「ラボの地底湖。サイコシャードを使う」

からん、と束さんがお玉を落とした。

「いっ君、正気?」

「何が?」

「いっ君はアレのせいで手足を失ったんだよ?」

「大丈夫。次はちゃんと制御するさ」

「……何か危ない事が起こったら、問答無用で私が止めるから」

「うん。ありがとう。束さん」










飛行術式を切っても問題なく歩く事が出来た。

「あぁ…この全身で体重を支えている感覚……懐かしい……」

「本当に大丈夫なの?」

「大丈夫大丈夫。ヤバくなったらパージするから」

仮に何かあってサイコシャードが増加してもエクスブローダーで撒き散らすか俺が離脱すればいいだけだ。

ラボから出ると、夏だというのにもう薄暗い。

山あいだし、地理的にもこの地域は昼が短い。

まぁ、吸血鬼としては嬉しい限りだが。

「いっ君。何かあったら言ってね」

「うん」



家に帰ると、箒と円香が待っていた。

「ありがとね、箒」

玄関で出迎えてくれた箒にお礼を言う。

「いや、どうという事はないぞ」

「あのねあのね、箒お姉ちゃんがすっごい気持ちいいキスの仕方教えてくれたの!」

おい箒。お前何をしている。

「円香はかなり才能があるとおもうぞ」

「そんな才能要らんわ!」

「後でお兄ちゃんにしてあげる!」

「しなくていいから……」

「ぇ………」

「あー!もうっ! あとで好きなだけやったげるからそんな顔するな!」

「やった!」

墓穴を掘った気がするが……まぁ、よかろう。

「それはそうと、義手はできたのか一夏?」

「ああ、ちゃんとフィードバックもある」

人工皮膜を格納し、右手の中身を見せる。

「砕いたサイコシャードを成型した物だ。
きちんと感触がある」

「そうか。ちゃんと出来たならいい」

「なんだ? 心配してくれたのか?」

「当たり前だろうが」

「お兄ちゃんの手、綺麗だね」

サイコシャードは現在淡く白く光っている。

人工皮膜で押さえられる光量ではあるが、暗いとわかるかもしれな
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