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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica22鬼神〜MIYABI〜
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破して魔法陣を砕く中、右手に持つWキルシュブリューテ”の刀身に魔力を付加。ミヤビ自身へと「光牙烈閃刃!」を放つ。

「私だって・・・!」

――鉄兵風馳――

「負けるわけにはいかないんです!」

横っ飛びすることで砲撃を躱したミヤビは、進行方向に魔法陣を展開。ソレを蹴ってわたしへと突っ込んで来た。だから近接戦に応じるほどわたしは優しくないってば。両翼を羽ばたかせてその場から離れつつ・・・

「風牙烈風刃!」

風圧の壁をミヤビへと放つ。体の側面への一撃だったこともあってミヤビは「ぅあ!」と吹っ飛ばされて、さっきまでわたし達の居たトレーニング施設の屋根に突っ込んだ。

――連刃・天舞八閃――

もう一度左手に魔力刀を1本だけ生成。八閃の名前を関してる魔法だけど、最大生成が8本っていうだけで1本だけの生成も出来るのだ。

――炎鬼降臨――

「うおおおおおおおッ!」

――赤化旋風――

施設ごと飲み込むほどの強力な火炎旋風が巻き起こって、その熱波がわたしにも届いたことで「あっつ!」思わず距離を取る。火炎旋風が収まり、空に火の粉が舞う中で赤色の角と翠色の角を1本ずつ生やしたミヤビが姿を見せた。肌の色も熱を帯びてる所為で濃いピンク色をしてる。

「うへぇ。最も火力のある炎鬼と最も速い風鬼のダブルじゃん・・・」

器用なことに、ミヤビはどっちか片方の角を別の変換資質を有するものに出来る。今まさにやってる事がそうだ。片方を炎熱、片方を風、みたいにね。わたしが仮想的として戦う時、苦手とする組み合わせの1つだ。一番嫌いなのは電気変換資質の雷鬼と風鬼。まぁこれが速いのなんの。速いし痺れるしさ、戦いにくいんだよね。

「ば〜くね〜〜〜つ!!」

――天災烈火――

直系20mほどのベルカ魔法陣を頭上に展開したミヤビは、放射面から噴火かと思えるほどの火炎砲を発射した。炎鬼と雷鬼は遠距離と広域の攻撃を扱える形態で、特に炎鬼は恐ろしい火力で広域攻撃してくるから怖い。

「降り注げ!」

空に昇って行った火炎砲が爆発を起こした。雨のように大人サイズの火炎弾が降り注いで、雪のように火の粉が舞い落ちてくる。空戦殺しの対空魔法だ。わたしは羽ばたきに強弱を付けて火炎弾と火の粉を躱しつつ、ミヤビの動きを注視する。

「業火・・・!」

グッと背後に引いた両腕から炎が噴き上がらせたミヤビは、「拳衝!」と両腕を突き出して、拳の形をした砲撃を発射。砲撃が迫る中、わたしは回避じゃなくて、前方へ向けて魔力波を津波の如く放つ「光牙聖覇刃!」を使って迎撃。ミヤビの砲撃や降り続く火炎弾や火の粉を蹴散らす。火炎弾や火の粉が無かったら回避を選ぶけど、こうも空が狭いと下手に動いたら酷い目に遭うのは確実だ。

「おわっ・・・!?
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