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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
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 俺が、ルーシーとエリカの元に向かうと、ルーシーはにこにこしていた。
 反対にエリカの方は真っ蒼になって凍り付いているようだった。
 どうしたのだろうと俺が思って近づくと、ルーシーが俺に気づいたらしく、

「あ、ユウスケ。今、エリカ姫と楽しくお話していたの」
「……エリカの方は、どこからどう見ても楽しそうというよりは恐怖におののいているように見えるが……いいのか?」
「いいんだよぅ。だって、エリカ姫って、どうして私が姫なのかってずっとしつこく聞いてくるから〜……まあいっか、ということで私が“女神”だとばらしました」
「なるほど、それでこんな風に……」
「いえ、信じてくれなかったので〜、とりあえず色々と彼女の恥ずかしい秘密をばらしてみたのです。そうしたら納得してくれましたよ」

 ルーシーはそう言って楽しそうに笑っているが、エリカの様子を見ていると“納得”しているとはいいがたい何かを感じるが、多分、衝撃の現実を受け入れられていないだけだろうと俺は判断した。
 とはいえ、俺も気になるのは、

「エリカ姫ってどういうことだ?」
「ああ、彼女、辺境伯であるスラディア伯爵家のお姫様なのよ」
「スラディア……スラディア……そういえばこの前、採取の途中で会った冒険者で、俺に挑戦しに来た脳筋イケメンがそんな名前だったような……」
「そうだよ〜、あっちが、彼女の兄のメサイア・スラディア。彼女が妹のエリカ・スラディア。兄と妹、そろって家出中で、冒険者兼自分の力を磨く自分探しの旅をしているんだよ〜」
「そうなのか〜、は! まさか、彼女も俺に“手合わせを願おうか”なんていう気があったりするのか?」

 そこで俺はある可能性を見て、真っ青なエリカを見た。
 するとそこでようやく少し落ち着いたらしいエリカが、

「いえ、そういったことは……助けていただいたわけですし、しません」
「よかった……あの脳筋は気空いたら三回勝負から十回勝負になって本当に大変だったんだ。それをされると俺も大変だったから」
「そう、ですか。兄がご迷惑をかけて申し訳ありません。でも、兄はすごく強かった気がするのですが……」
「そうなのか? 俺はこの世界にきて日が浅いからまだそういったものはよく分からないんだ」
「……え?」

 そこで疑問の声をあげたエリカに俺は、

「ルーシーが女神だと自分からばらしていたから俺もばらすけれど、俺、女神である彼女に連れてこられた“異世界人”なんだ」
「……」
「というわけでこの世界にあるもので変わった料理を作ったりしているんだ。この世界の物しか使ってないから大丈夫だぞ」
「……」
「返事がなくなってしまった、とりあえず新商品を彼女の前などに置いておこう」

 というわけで俺はとりあえず、彼女たちの前にプリンアラ
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