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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
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 魔法のある世界に俺はやってきた、といっても元の世界にあるようなものがこの世界にはなかったりする。
 発展途上であったり、まだ一般に流通していなかったり、存在すらも認知されていなかったりするものが多々あった。
 仕方がないので欲しい道具はある程度作るように、魔法を使って作り上げた形だ。

 結構便利な“特殊能力(チート)”が俺に備わっていたので、その点は良かったように思う。

「その“特殊能力(チート)”のおかげで、“ステータス・オープン”が出来たからな。ルーシーが、そこは女神のお仕事なんですぅ〜、と怒っていたが、もともと異世界転移者“特典”でそういったものが見えるようにはされていたらしいからな……別に“特殊能力(チート)”は使わなくてもよかったようだったし、と」

 そこで俺は、喫茶店のスタッフルームにつながる倉庫のような場所を開けた。
 中には雑多にこれまで作り上げた数々のものが適当に置かれている。
 好き勝手に作りすぎてしまったので、分別があまりよろしくない。

 後でかたずけて整理しないとなと俺は思いつつ、目的の布を見つけて一枚とる。
 今回手に入れた“魔王の核”を、以前魔法で作っておいたこの、魔法の干渉を受けず、魔法攻撃も防げるという特殊な布……以前、大量に作ったことがあったが、そのうちのまだ模様の付いていないハンカチ程度の布を使い、包み込む。
 これで何かあっても大丈夫だろう、今日中に幾つか使うから大丈夫だろうと思っておいておく。

 ルーシー曰く、下手なお城や魔王の宝物庫よりもレベルの高いものがそろっている、“辺境の村の倉庫”だそうだ。
 やや大げさな表現だと俺は思い出しながら、早速新商品の作成に取り掛かる。
 村おこしも兼ねた変わった食べ物ということで、元の世界にあるようなものを俺は、スマートフォン、以下スマホの検索機能を使ってレシピを調べて作っていた。

 この世界でもスマホが接続できるようにルーシーが女神の力で何とかしてくれているらしい。
 そこには異世界の食べ物を食べてみたいという欲求があるようだ。
 そう思いだしながら俺は冷蔵庫の中を見て、試食としてそこそこの量を作っておいたプリンを三つほど取り出す。

 俺とルーシーとエリカという客人の分だ。
 やはり試食をするならば自分の分も作らないとな、と俺は思いながらスマホを動かしてレシピを検索しつつ、

「元の世界だったら、こういったアイスもコンビニに行けばすぐに買って食べられたんだが、ここの村だと作らないといけないんだよな。もっとも新鮮なミルクが手に入るからその点はいいんだけれどな」

 そう呟きながら冷凍庫から、事前に作っておいたアイスを取り出す。
 あとは、この地方特産のフルーツと、この前別の“冒険”で手に入れた果実のあまりを
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