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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
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ビビの心象T
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 アラバスタ王国王女
 それが私の肩書きだ。

 尤も過去には、アラバスタ王国の転覆を目的に秘密裏に暗躍する秘密結社B・W(バロックワークス)に潜入していた経歴を持っている。

 近年、アラバスタ王国の国内では内乱が絶えることなく、現国王であるネフェルタリ・コブラへの国民達の疑心が募っていた。
 争いの火種が各地に点在することになった背景にはB・W(バロックワークス)の暗躍があることを突き止めた私とイガラムはB・W(バロックワークス)に潜入することを決意する。

 王女から一転、犯罪組織であるB・W(バロックワークス)に在籍することに抵抗感が無かったと言えば嘘になる。
 だが、私も一国の王女であり、将来アラバスタ王国を先導していくことになる身だ。

 愛する臣民と王国の為に体を張らずして、何が王女か
 命を懸けずして何がアラバスタ王国王女か

 当時の私は祖国であるアラバスタ王国を救うべく奮闘し、心に余裕など無かった。
 ましてや一人の男性に生まれて初めて恋慕の情を抱くなどもっての他であっただろう。

 当時の私が現在の私を見れば信じられないとばかりに呆けるに違いない。
 王女としての立場を捨て、一介の海賊になり、一人の男性に懸想の念を抱くなど

 B・W(バロックワークス)という敵組織に身を置き、恋とは無縁の人生を歩んできた私が一人の男性に恋慕にも似た情を抱くなど
 死と隣り合わせの数年間を過ごしてきた自分が気付けば一人の男性の姿を目で追っていた。

 一体何時からアキトさんの姿を目で追っていたのか。
 それは定かではない。
 ただ一つ言えることはこの想いは憧憬(・・)から始まったということだ。

 件の男性、アキトさんと初めて言葉を交わしたのはウイスキーピークであった。
 巨大クジラであるラブーンの捕獲に失敗し、成り行きで当時は敵であったルフィさん達の船に乗った後の出来事だ。
 全ては体面上のB・W(バロックワークス)への貢献の為に

 しかし、それも徒労に終わる。
 イガラムを含めた此方の素性を突き止めた刺客が本腰を入れ始めたのだ。

 Mr.5・ミス・バレンタイン、B・W(バロックワークス)のオフィサーエージェント、精鋭中の精鋭部隊、それも悪魔の実を食べた二人組だ。

 イガラムはボムボムの実のクソ汚い攻撃により倒れ、私はカルーに跨り必死に逃げるしかなった。
 実力差は歴然、地の利は此方にあるが、それ以上に奴らとの間には絶対的な実力差が存在している。
 ならば逃げるしかない。

 背後が爆発
 刻一刻と死の気配が迫り、これまたクソ汚い攻撃が火を噴いた。



 それを一刀両断



 突如、現れるはMr.ブシドー
 助けてくれたのだろう
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