第13話
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心を誰も察することができなかったことだろう。喜劇的なところは、政争に慣れたマ・クベは01の暴走が真実01の暴走だとは考えず、背後に誰かがいると考えたことで真相から遠ざかったというところだろう。マ・クベと違い部下達は01よりの立場だったので真相に近いところにいたが、総司令官のマ・クベが銃を突きつけられているために迂闊な事を言えず、状況の打開をマ・クベの説得に期待するしかなかった。自業自得と勘違いの組み合わせが最悪の形で実を結んだといえる。
だが、それは野良犬の知る由のない真実だ。今この場にある事実は一つ。
マ・クベの部下が発砲したこと。
これである。
上司の不始末は部下の責任ではないが、部下の不始末は上司の責任。今はマ・クベが責任者だ。責任者は責任を取るためにいる。
マ・クベの乗るザクTに向けられたプラズマライフルがゆっくりと下げられた。
ザクTの頭部から、胴体へと。
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