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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十話 出稽古
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話だった。

「えーと、つまりしばらくは、なのはさんがヴィヴィオのママだよって事」

かいつまんで、と言うよりかいつまみすぎるスバルの説明は、結果としてヴィヴィオがなのはの事をママと呼ぶようになってしまった。

なのはも満更ではなさそうだったが……

「良かった……のかなぁ?」

首を捻るスバルであった。





日が落ち、それぞれが機動六課に帰ってきた。

グンニャリとしたアスカを、スバルが担いで食堂に入ってくる。

「アスカさん!」「どうしたんですか!?」

糸の切れた人形状態のアスカを見て、エリキャロが驚いた。

「びっくりしたよー。寮の入口でゾンビみたいにフラフラしていたんだから」

スバルが力の入っていないアスカをイスに座らせる。

「……一時間水泳した後、昼飯抜きでシスターシャッハとの訓練5時間休み無し……どうかするぜ……」

アスカはそのままテーブルに突っ伏す。

「ボ、ボク、ゴハンもらってきますね!」「あ、私も!」

大慌ててエリオとキャロが席を立つ。

「うーん、良い子だなぁ。エリオもキャロも」

その様子を呑気そうにスバルは見ていた。

「スバル。今度聖王教会に出稽古に行く時は、お前も来い」

突っ伏したままアスカが言う。

「え?なんで?」

「スバルを混ぜて、訓練の密度を薄める!」

「ちょっと!人を水割りみたいに言わないで!」





エリオとキャロが運んでくれた料理を食べて、アスカはようやく人心地つく事ができた。

「高町隊長が保護責任者で、ハラオウン隊長が後見人?」

話の流れで、スバルは昼食時の事をアスカ達に話していた。

「うん、そう言ってた。ヴィヴィオはよく分からないみたいだったから、なのはさんとフェイトさんがママだよって説明したら納得してくれたよ」

「………」

スバルの話に、アスカはジト目になる。

「なのはさんとフェイトさんがママって……」

「ヴィヴィオ、ものすごく無敵な感じ」

エリオとキャロがそんな感想を口にする。

「ママって、後になって身元引受人が出てきたらどうするんだよ。絶対、ヴィヴィオごねるぞ。完全にスバルの失言だろ、それ」

「う……」

アスカの指摘にスバルが言葉を詰まらせる。

「そ、そう言えば、フェイトさんって二人的にはお母さん、お姉さん、どっち?」

「ごまかしやがった」

「もう、いいの!アスカは黙ってて!」

アスカの突っ込みにスバルは逆ギレする。

「私は、優しいお姉さんですね」

キャロはそう答える。

「ボクは……どっちだろ?難しいかも」

エリオは、フェイト保護されてからの期間が長い。感覚的にど
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