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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十話 出稽古
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”的な目はアカンですよ?!

あぁ!せめて最後にエリオとキャロを撫でくりたかった……

「川辺で、誕生日のプレゼントのペンダントを無くした女の子がいて、彼がそれを探すのに川に入っていたの」

「え?」

カリムさんがそう言ってくれて、空気が変わった。

「女の子に聞いたけど、アスカは何の躊躇もなく川に飛び込んだそうよ?」

何かいい流れになってきたような気がする!シスターから怒りの気配が消えた!

「我々聖王騎士は、人々の助けになる事が仕事です。でも、少女の無くしたアクセサリーを、流れの急な川に入ってまで探せる人がこの中に何人いるでしょうか?能力的には出来ても、実際に行動に移せますか?」

「……」

なんか、カリムさんの話に黙って聞き入っているシスター。いや、他の騎士連中もだ。

「彼はアクセサリーを探しただけではありません。女の子の思い出を救ったのです。そうですね、アスカ?」

何か話がおっきくなってる!

「そんな立派な事じゃないですよ。オレはただ……あの子がペンダントを無くして悲しいと思ってるから……それが嫌だから手伝っただけです」

浅瀬にあると思っていたらスッゲー流されていて、意地になってただけですけどね!そんなに美化されると、マジ心苦しい。

でも、シスターから完全に怒りの気配は無くなった。

「……それならそうと言いなさい、アスカ。余計に怒ってしまったではないですか」

そりゃないでしょ、シスター。

「だって話を聞かなかった…「何か?」ナンデモアリマセン」

シスターはオレの反論を一言で封じ込める。

まあ、助かったからいいか。っと、命の恩人にお礼を言っておかないと。

「え、と。騎士カリム、助かりました」

オレは何とか立ち上がって、騎士カリムに頭を下げた。

「どういたしまして。どうか、ユックリしていってくださいね」

ニコッと柔らかい微笑みを浮かべる騎士カリム。

あぁ……癒される。清楚な美人だ。

「では、私はこれで」

そう言って修練所からカリムさんは出て行ってしまった。残念。

はぁ〜、美人で優しくて……騎士カリムは女神か。

と至福に包まれているオレを現実に戻す大魔神。

「ではアスカ。改めて訓練と行きましょう」

シスターがデバイスを構える。

……あれ?状況が変わってないよ?何でさ!

結局、オレはシスターにブチのめされる運命なの?





outside

お昼時の機動六課。

留守番組のスバルは、なのはに誘われてヴィヴィオと一緒に食事をする事になった。

その時に、なのはがヴィヴィオの保護責任者になる事を知ったスバルは、それをヴィヴィオに説明したが、少女には難しすぎる
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