第十五話 宝探し
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白そうでしょ?」
「フォオン…。」
宝探しは楽しいだろうが、危険も付き物だ。悩んでいると、シエスタが横から来て。
「だ、ダメです! アルマロスさんは、私と私の故郷に行くんですから!」
「あら、ダーリンってば、私というものがありながらメイドまで引っかけてたの?」
アルマロスは、ギョッとしてブンブンと首を横に振った。
「ルイズもすねっちゃってるんでしょ? だったらすごいお宝見つけてルイズをびっくりさせてみない? どう?」
「……。」
なぜか拗ねてしまったルイズの機嫌を直すには…、っとアルマロスは悩んだ。
何か珍しい物を見つけて話題でも作るかと思い、キュルケの提案に同意した。
「やった! それでこそダーリン!」
「わ、私も行きます!」
なぜかシエスタもついていくことになった。
なお、キュルケがタバサも誘い彼女もついていくことになった。
***
ルイズは、勢いで言った後、後悔ししていた。
なんであんなこと言っちゃたんだろう?
アルマロスは、いない。他の使用人に聞いたら、シエスタとキュルケとタバサと共にどこかに出かけたというらしい。
キュルケと行ってもいいなんて許可はしていない。
ルイズは、アルマロスが帰ってきたらこってり怒ってやろうと決めた。
アルマロスのいない授業はつまらない。
アルマロスがいない。それだけで今までの生活がまるで色を無くしたみたいにつまらなくなってしまった。
「早く帰って来なさいよ…。」
ルイズは、授業をさぼってベットでクッションを抱きかかえて横になっていた。
アルマロスがいない。
目を閉じると、嫌なことが脳裏をよぎる。
ゼロ、ゼロと蔑まされること、親からも期待されていないこと、ワルドの裏切り……。
「アルマロス…。」
アルマロスがいない。たったそれだけのことで、心が押し潰されそうになりそうな気がした。
少し開けていた窓から、ひゅうっと風が入ってきた。
「さむっ!」
その風の冷たさに驚き、起き上がって窓の外を見た。
「えっ?」
そして驚いた。
雪が降っていたのだ。
初夏なのに。
窓の隙間から冷たい風が入ってくる。
なんだからとても嫌な風だった。
***
宝探しであるが。
まあ案の定というか、地図のほとんどは外れであった。
こうした詐欺は多いのだと、いつの間にか同行していたギーシュが言っていた。
襲って来たオーク鬼をアルマロスがアーチとベイルで倒していく。
「ダーリン、その武器どうしたの?」
キュルケがアーチを見て言った。
アルマロスは、アル
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