1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
魔窟 さざなみ女子寮 終結
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こんどこそヤバイ・・・まずは抵抗を高めないと
俺は目をつむり、衝撃に耐える準備に入った。
だが衝撃は来なかった。
俺の目の前には金髪の天使の羽を纏った女性が俺の前に立ちふさがって防御してくれた。
「まゆお姉ちゃん、耕助お兄ちゃん、リスティ何やってるの?
3対1なんて大人げない」
「・・・ち・・・か・・・さん」
「久しぶりって程じゃないね綾君」
1か月世話になったおやっさんの所に何度か来たことがある女性だ
「なんでてめえが知佳を知ってやがる?
神咲妹と知佳に近寄ったわけを教えやがれ!」
「宙空の住者 星々の子らよ
マナはこの地に汝らを招かん
疾く集い来たりて 我が敵を撃つ礫となれ」
知佳さんが来てくれたので一瞬のすきに詠唱を完成させた。
「もう、てめえらがなんなのかどうでもいい、知佳さんには悪いが殺されかかって、おとなしくしているほど大人じゃない」
『隕石雨』
俺が力ある言葉を発すると一発の隕石が槙原たちを中心にして落とす。
本来は4つから8つなのだが、そんなに落としたらここらがすごいことになる。
「もう、綾君も攻撃的すぎるよ」
隕石が落下中に知佳さんがそれの前に立って防御を展開させる。
ここで知佳さんに何かあってはおやっさんに悪い
俺は指を鳴らして隕石を消滅させた。
夜から続く戦いに俺はその場で膝をついた。
だが、目は俺の前にいる三人をにらみつける。
「知佳さんに何かあってはおやっさんに悪いが、まだやる気なら今度は落とすぞ!」
「そんな体力であんな大技が出来ると思わないんだが、いい加減お前のたくらみを言いやがれ!」
「みんなやめなさい!」
知佳さんの大声でこの場の空気が壊れた感じになった。
どうしていいかわからずに震えていた神咲が尻もちをついて座っているから
「もう、私から説明するよ」
そうして4人に知佳さんは説明を終え、今度は俺の方に来た。
「その攻撃的なところ直さないといつか命落とすよ」
「俺、売り専じゃないですよ、今回だってあっちが喧嘩吹っ掛けてきただけですし」
「それについては謝るよ」
「なんで知佳さんが?」
「私の家族だから、あっちがお姉ちゃんであっちがお兄ちゃん、えっと・・・本当の兄弟じゃないんだけどね、あっちがお兄ちゃんの娘さんで私の幼馴染になるのかな」
そういえば知佳さんって二村って姓だったような・・・
「飯と酒」
「お酒はだめだよ。年齢的に」
「知佳さんも知ってるでしょうが実年齢は」
「それでも、今の君は9歳なんだから駄目だよ」
寝ていた狐が今頃起きだし俺の方に近づきなついてきた。
おれも体力も気力もほ
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