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翠碧色の虹
第三十四幕:夜華に舞う虹
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七夏「はい☆」
時崎「ひとつ買ってみよう!」
七夏「え!? あっ! 柚樹さん!」
時崎「はい! 七夏ちゃん!」

七夏ちゃんに、りんご飴を手渡す。

七夏「えっと、ありがとです☆」
時崎「りんご飴と浴衣姿は絵になるよね! 一枚いいかな?」
七夏「くすっ☆ はい☆」
心桜「お! りんご飴か!」
七夏「はい☆ ここちゃーもどうぞです☆」
心桜「え!?」

七夏ちゃんが、りんご飴を天美さんに手渡す。

時崎「天美さん!」
心桜「なるほど、そういう事ね!」

そう話した天美さんは、りんご飴を持ってポーズを決めた。その様子を切り取る。

心桜「次は、笹夜先輩!」
笹夜「まあ♪ では♪」

天美さんから、りんご飴を受け取った高月さんは、とても上品に見えた。その様子をしっかりと納めた。

笹夜「はい♪ 七夏ちゃん♪」
七夏「くすっ☆」
心桜「りんご飴は夜店の定番だね〜」
時崎「だけど、夜店でしか見ないよね?」
笹夜「そう言われると、見かけないかしら?」
七夏「綺麗な飴なのに」
心桜「でも、殆どりんごで飴ちょっとだよね?」
七夏「え!? えっと・・・」
心桜「つっちゃー、それ全部食べきれる?」
七夏「・・・が、頑張ってみます☆」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

七夏「うぅ・・・」
時崎「七夏ちゃん、無理しなくていいよ」

七夏ちゃんは、りんご飴を頑張って半分くらいは食べたみたいだけど、やっぱり一人では大変だろう。

七夏「でも・・・」
時崎「残りは俺が貰ってもいいかな?」
七夏「え? いいの?」
時崎「ああ。俺が勢いで買ったみたいな所もあるから、まかせて!」
七夏「ありがとう・・・です☆」

七夏ちゃんは、半分になったりんご飴を手渡してくれた。これって間接・・・と思ったりしたが、以前にも「あさりのおすまし」であった事なので、何を今さらと自分に言い聞かせる。俺がりんご飴を頂いている間、七夏ちゃんは少し申し訳なさそうな、恥ずかしそうな、ほのかに嬉しそうな・・・なんとも言えない表情を浮かべていた。

心桜「金魚すくいっ! ・・・は、やめとこう」
笹夜「まあ! 心桜さん好きそうな気がしましたけど」
心桜「あはは! 昔さ、つっちゃーと一緒に金魚すくって、あたしの家で金魚を飼ってたから、つっちゃーの分も一緒に持って帰ったんだけど、他の金魚が全て駆逐されたんだよ・・・食い意地が凄くてさ」
時崎「そんな事があったの?」
心桜「っそ。だから、フナ型の金魚は要注意なんだよね!」
時崎「なるほど」
心桜「って事で、こっちのスーパーボールすくいなら良いかもね!」
時崎「天美さん、チャレンジしてみる?」
心桜「そだね! んじゃ!」

スーパーボールすくい中の天美さんを
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