IFのIF あなたと一緒にいられるなら
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、カブルーを離し、翼を広げてどこかへ去って行った。
仰向けに倒れたカブルーは、その姿を目で追った。
やがてドタバタと仲間達が駆けつけてきた。
カブルーの腕の傷を見てギョッとし、何があったんだと問われたが、カブルーは魔物にちょっと囓られたとだけ言って、ライオス・ドラゴンキメラに自ら食べさせたことは伏せた。
ホルムがすぐに治療してくれたが、骨が見えるほど深く噛みちぎられた跡は完全には消えなかった。
「ごめん…。これだけ深い傷だと完全には治せない。」
「いいよ。これで。」
「えっ?」
「あ、いや、なんでもない。」
カブルーは、そう言って安心させるように笑った。
これで、あなたの血肉に、僕の血と肉がひとつになった。
もしも、あなたが正気を取り戻したとき、僕を食べたことをダシにあなたに迫りますから、覚悟していたくださいね。ライオス・トーデンさん。
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