第十八話 ウンディーネのシチュー
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くれとは言いにくいけど…。報酬のやりとりだけじゃなく、私をあんた達の仲間にしてほしいんだ。頑張るからさ。」
そして、全員で仲良くシチューを平らげたのだった。
「正直なとこ、チルチャック。あんたは真っ先にに抜けると思ってた。無報酬の仕事なんて絶対受けないタイプだろ?」
「当然。」
チルチャックは返事をした。
「だから前払いでなきゃ仕事はしない。ま、それだとこういう時抜けられないのが難点だが。」
「えっ、仕事だからとどまってくれたの!? 仲間だからとか、友情だからじゃなくて!?」
「あのな、マルシル。いいことを教えてやろう。」
驚いているマルシルに、チルチャックが語った。
「見返りはいらないとか抜かす奴が、この世じゃ一番信用ならないの。」
「もう、……そういえば、シュローは?」
マルシルがナマリに聞いた。
「別のツテがあるみたいだぜ?」
ナマリがファリンを見た。
「なに?」
「いや…別に…。なあ、あいつが抜けてなんとも思わねーの?」
「別に…。」
「そうか…。まあ、お前らも…、ライオスのことが大事だろうが…。ちゃんと地上に戻ってこいよ。」
「うん。ナマリこそ気をつけて。」
そして、ファリン達とナマリ達は別れ、それぞれの道を進み出した。
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