第六話 動く鎧のフルコース
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だな…。じゃあそれ持って行けよ。」
動く鎧が持っていた剣を手にしているファリンは、チルチャックとそう会話をした。
ファリンは、剣を手にした状態であの動く鎧の卵が無事に孵ってくれることを祈った。
「ん…?」
その時、動く鎧の剣の柄辺りからニュ〜っと何かが出てきたのを見てしまった。それは、いわゆる…アサリとかが砂を吐く時に出しているアレみたいなもので…。
「ファリン! その剣持って行くなら呪われてないか鑑定しておこうか?」
「だいじょうぶだいじょうぶ!! 絶対呪われてない! 私には分かるから!」
「どうしたの? …まあ、ファリンが言うならだいじょうぶよね。」
ファリンがその手のことに力を発揮するタイプだと分かっているマルシルは、そう言って納得した。
ファリンは、気づかれないように剣を鞘に収め、急いで背負った。
「……兄さんに良いお土産ができた…!」
ファリンは、マルシル達に背中を向けたまま、興奮しながらそう小さく呟いたのだった。
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