第二十五話 精神干渉
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が勝てば心ってのを手に入れるんだし。事前調査?」
「攻撃が目的じゃないのか…。奇妙なことだ。」
「こいつに弱点はないのか? どうやったら倒せる?」
「そーだねー。」
ツムグが勿体ぶるように足をブラブラさせる。
「ちょっと協力してもらおうか。」
「は?」
「赤木博士に連絡して。エヴァンゲリオンを動かしてもらおう。」
「なんだと!?」
驚く彼らに、ツムグは、ニッと笑った。
ツムグが示したことは以下の通りだ。
ターミナルドグマにあるリリスを磔にしている槍…、ロンギヌスの槍というものがあるので、それを使いたい。
引っこ抜くのには現時点でエヴァンゲリオンが最適なので、現在動かせる零号機に抜いてもらうこと。
エヴァを動かすためにファーストチルドレンであった綾波レイに協力が必要なこと。
「……。」
「レイちゃん、無理しなくてもいいんだよ?」
「いいえ。私、やります。」
招集されたレイは、承諾した。
「ツムグは、一体何を…。」
尾崎もそれに同行することを命じられた。
そしてネルフにで放置されていた零号機を起動。
ターミナルドグマへは、ロープに捕まって零号機を降下。
目の前にしたリリスの姿に、零号機に乗っているレイは、苦しげに眉を寄せた。
『レイちゃん?』
「…大丈夫です。」
昇降機からターミナルドグマに降りた尾崎からの通信に、レイは、そう答えた。
最低限の整備しかされていないため零号機は、若干動きがぎこちないが、リリスに突き刺さっているロンギヌスの槍に手をかけた。
一気に引き抜かれると、リリスの下半身が一瞬にして再生した。
『足が生えた!?』
『落ち着いて。リリスの下半身が再生しただけよ。』
尾崎と共にターミナルドグマに降りたリツコが言った。
『…リリスは、死んでいるんですか?』
『……魂がないのよ。』
リツコは、少し合間を置いてそう答えた。
「……。」
その会話を聞いていたレイは、複雑な心境になった。
『それで、一体ここからどうするんだ?』
通信機でツムグに繋ぐ。
『ロンギヌスの槍に触ってみて。』
『は? 触るって…、何の意味が…。』
『時間ないんだから、ちゃっちゃやろうね。』
『…分かった。』
『レイ。ロンギヌスの槍をこちらに。』
疑問が残るが言われたとおりにするしかなく、零号機に乗るレイにロンギヌスの槍を尾崎の所に近づけさせた。
目の前にしたロンギヌスの槍は巨大で、とてもじゃないが尾崎がもてるはずがない。
ツムグが言うのだから何かがあるの間違いないがそれでも疑ってしまう。
時間もないので恐る恐るといった様子で尾崎はロンギヌス
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