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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第七話  椎堂ツムグの決意 その1(※一部書き換え)
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かし加持とあまり接触したくない気持ちもあり、ミサトは、唸った。
 加持は、そんなミサトを見ていて、楽しそうに笑っていた。
 今のミサトは、例えるなら目の前にオヤツをチラつかせられて、デレるべきかツンな態度をするか葛藤する猫である。
 加持が葛藤しているミサトをくすくす笑って楽しそうに見つめていた時。
 加持は、視線に気づいてバッとミサトの後ろの通路の曲がり角のところを見たら…。

 黒いつなぎのジャンプスーツにプロテクターという特徴的な地球防衛軍のミュータント部隊の戦闘服を纏った青年がいた。
 青年は、呆れ顔で加持とミサトを見ていた。

 加持は、彼のことを知っていた。

 地球防衛軍・M機関の風間勝範少尉だ。ドイツからアスカと共に日本に移送された時に見かけている。
 風間の冷めきった目線に、加持は、思わず引きつった笑みになってしまい、気まずい汗をかいた。
 やがて風間は、フンッという風に体の向きを変え、去って行った。
「ちょっと? なんて顔してんのよ?」
「えっ?い、いいいいいや、なんでもない! なんでもないんだ!」
「でっ…、ホントに奢ってくれる話だけど……。」
「ああ、どーせ、インスタントか、コンビニ弁当ばっかなんだろ? たまには美味いもん食わせてやるよ。」
「失礼ね! もうあんたなんか知らない!」
「あ、おい、ミサト。」
 ムキ〜ッと機嫌を悪くしたミサトは、加持に背を向けて早足で離れていった。加持は、そんなミサトを追いかけた。
 ところで、ミサトが行った方向は…、さっき風間が去って行った方向である。つまり。
「キャっ! ちょっと前気を付けなさいよ!」
「…はっ?」
 前を見てなかったミサトが、前を歩いてた風間の背中に思いっきりぶつかったのだった。
 ミサトは、風間が後ろを向けていたのに前に気を付けろと難癖をつけてきたので風間はただでさえムスッとしている顔を余計に悪くした。
「って、あんた誰? あと、その恰好って…、ミュータント部隊の奴!? なんでこんなところにいんのよ!」
「ぶつかってきておいて謝罪も無しか。」
「そんなことはいいでしょ! 答えなさい!」
「なんで答えなきゃならない? 使い物ならないオモチャ抱えた、ゴジラのエサのくせに図に乗るな。」
「な、なんですってー!」
「大体、おまえらネルフに地球防衛軍にどーこー言う権利はない。もちろん質問もだ。だから俺がこんなところにいることを答えるわけないだろ。」
「キーーーー! 年上に向かってなんて言いぐさよ! 毛も生えそろってなさそうなクソガキの癖にー!」
「歳は関係ないぞ、オバさん。」
 風間は冷静に返しているが、内心では、『俺は二十代だ』っと軽く怒っていた。
「私はま
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