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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第五話  ゴジラはどこへ行った?
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可能だった。そしたら……、死んでいなかったの。子供達の親は、死んでないのに死亡したことにされて、遺体も返されていなかった。表面上は葬儀とお墓に遺体を埋めることはしているけれど、この記録が確かならお墓の中には遺体はないはずなのよ。」
「墓を暴いてみたのか?」
「…さすがに無断でお墓を暴くなんてできなかったわ。このことは、正式に諜報部と監査部が調査しているわ。」
「その行方不明になった親達とエヴァンゲリオンと何が関係がある?」
「初号機と弐号機。この二体には、シンジ君のお母さんと、アスカちゃんのお母さんが関わってる。初号機の実験でシンジ君のお母さんが死亡して…、そして弐号機の実験でアスカちゃんのお母さんが精神崩壊に陥っているの。初号機に乗ったばかりのシンジ君は、なんの訓練もしていないのに初号機との高いシンクロ率を出し、そしてアスカちゃんも。エヴァンゲリオンのパイロットは、片親か親のいない14歳の少年少女だけなんておかしすぎるわ。エヴァンゲリオンを起動できる確率は、たったの0.000000001%! それなのに今まで普通の中学生だったシンジ君が長く訓練をしていたアスカちゃんに並ぶ高いシンクロ率を叩き出すなんてあまりにも出来過ぎてるわ。」
「ああ、確かにおかしいな。だが、そのこととエヴァンゲリオンが使徒だっていう証拠はあるのか?」
「セカンドインパクトで南極が消滅し、南極があった海が赤く染まっているのは知ってるな?」
 尾崎が言った。
「ああ…。隕石が落ちたとかだったか?」
「それは嘘なんだ…。」
「なに?」
「セカンドインパクトは、仕組まれたことだったんだ。いや…、正確にはあることをやっていて、それが失敗してあんなことになってしまったんだ。」
「南極で何が起こったのかも、精神にダイブした時に知ったのか?」
「ああ…、セカンドインパクトは、南極にいた第一使徒アダムをバラバラにした時のエネルギーで起こった人的災害だ。あの赤い海は、南極の生物が液体になった跡らしい。」
「生物が液体に? それに第一使徒? 使徒は、第三新東京に来たあれ(サキエル)が初めてじゃなかったのか?」
「ああ、使徒は、遥か大昔に月と共に来たらしい。普通なら月は一つしか来ないはずが、地球には二つの月が来た。その中にアダム、そして第二使徒リリスがいた。リリスから地球のすべての生命が生まれ、アダムからは、使徒が生まれたらしい。人類は、18番目の使徒リリンだそうだ。」
「おい、わけが分かんなくなってきたぞ…。つまり? 使徒は神話に出てくるアダムとイヴで? 使徒って化け物は実は俺達と同類どころか親戚だってことか?」
「だいたい、そういうことね…。」
 音無がそう言って頷いた。
「マジかよ…。気色悪いな。」
「ええ、もっと気色悪いこ
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