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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第五話  ゴジラはどこへ行った?
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ある機龍フィアがイスラフェルを倒したことに一番驚いたのは、ネルフよりも、恐らくはゼーレの方であった。
 よく分かんない薄暗い空間にモノリスとバイザーをつけた老人がいる。
『地球防衛軍どもが作ったオモチャがあの使徒を倒してしまった…。』
『こんなことはシナリオには書かれてない。』
『あの兵器は、G細胞と完璧に融合した人間を素体にして作られていると聞いている。だから、ゴジラと同じようにATフィールドを簡単に破り、いとも容易く…。』
『おのれ…、どこまでも邪魔をするか、ゴジラめ…! 自らが手を下さずとも同じ細胞を持つ者なら殺せると踏んでエヴァ四号機を破壊するために米国に上陸したのか!』
『おかげで我々の配下である僕どもが多く失われてしまった…。修正は容易ではないぞ。』
『四号機は、失われるようシナリオに組んでいたが、ゴジラに破壊させる予定ではなかった。しかも我々の手足として動いていた者達が多くいた米国の主要都市まで破壊していきおった。暴れるだけしか能のない畜生め…!』
 モノリス達に涙を流す機能があったなら、滝のような涙を流していただろう。
 彼らの隠れ蓑だった国連が地球防衛軍としてゼーレから離れ、地球防衛軍がゼーレを切り離すきっかけとなったそもそもの原因であるゴジラに、ゼーレは人知れずボロボロにされていた。
 ゼーレが目指す人類補完計画を遂行するために用意したネルフもエヴァンゲリオンも地球防衛軍に抑え込まれ、しかもエヴァンゲリオンをゴジラが狙っているため下手に表に出したらゴジラを呼ぶだけだ。
 サードインパクトには、第一使徒アダムの生命の実と、第二使徒リリスの知恵の実、そしてロンギヌスの槍と儀式の依代としてリリスが必要なわけだが……、ゴジラが使徒を殺しまくって依代の候補であるエヴァもぶっ壊すために動いているので、儀式なんてやってたら絶対その最中にゴジラが来て邪魔される図しか思い浮かばない。
 MAGIでいくら算出してもゴジラが邪魔しにくる確率は、100パーセントとしか出ない。1以下でも外れる確率はないのかといくら頑張っても、答えは変わらない。
 人類の歴史を裏から操ってきた秘密結社のゼーレもゴジラという最強最悪のイレギュラーを前に手も足も出ない有様である。
 最悪なことに第三使徒サキエルが現れた時に復活してきたゴジラは、自分が封印されていた南極の消滅を乗り越えたせいか、封印される前よりも強くなっている。ゴジラのパワーアップは、セカンドインパクトの原因になったアダムをバラバラにした時に発生したエネルギーを吸収したからじゃないかとゼーレの僕として働いている科学者は答えている。
 ゴジラには、相手から受けたエネルギーを吸収して自分の力に変換する能力があるのでこの説は大体合っていると思われる。
 人類補完計
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