第五話 ゴジラはどこへ行った?
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これも、全部ツムグが乗った機龍フィアの戦闘能力があってこそなのだが、しかし、早すぎた。リミッターだって解除してない。
「つまんない! もうちょっと手ごたえあってもいいだろ! 復活しないかな? ……無理か。殺しちゃったもんね。」
『あー、こちらしらさぎ。機龍フィアを回収する。』
「あのさ〜、ゴジラさん、やっぱり来ない?」
『ああ…、影も形もないぞ。俺達が心配するなんてしゃくだが本当にどこに行ったんだろうな?』
「ふーん…。」
しらさぎの乗員と話をしながらしらさぎによる機龍フィアの回収がなされ、機龍フィアは、上空へ浮いた。
そのまま基地のドッグへ運ばれる最中。緊急事態を知らせる通信が入ることになる。
『ゴジラがアメリカのネルフ支部を襲撃! アメリカ支部で開発中のエヴァンゲリオン四号機を破壊し、支部も破壊した後、そのままアメリカの都市で暴れています!』
「そっちかーーーーーい!」
地球防衛軍の誰かが頭を抱えてそう叫んだ。
今回、ゴジラは、使徒を殺すよりもエヴァンゲリオンを破壊する方を選んだようだ。
使徒との戦いを終えたばかりの機龍フィアは、緊急出動でそのまましらさぎでアメリカまで運ばれ、アメリカで暴れているゴジラと戦い、アメリカの地球防衛軍支部の全戦力が投入されて海へ追い返すのだった。
こうして第七使徒イスラフェルと地球防衛軍の初戦闘は終わった…。
アメリカは、ゴジラの進撃でかつて怪獣が世界中で暴れ回っていた頃の恐怖が蘇り、すでに様々な情報源から全世界に広まっていたゴジラが使徒とネルフの兵器エヴァンゲリオンを狙っているということが真実であることが分かり、ネルフに対する抗議デモが起こった。これによりネルフは、ますます肩身が狭くなるのであった。
そしてこの件で、すべてのエヴァンゲリオンを第三新東京に移す作業を早めるのだが、もっと早くエヴァンゲリオンを移送していればアメリカがゴジラの襲撃を受けなくてすんだはずだという世論の非難は地球防衛軍に向けられ、地球防衛軍は、メディアを通じて被害を受けたアメリカの都市の遺族に謝罪し、すぐに保障と復興のために動いた。
残りのエヴァンゲリオン参号機と5号機が第三新東京に輸送され、第三新東京にすべてのエヴァンゲリオンが集まった。
ついに第三新東京が、本当の意味でゴジラを迎え撃つための場所になったのだ。
ゴジラとの戦いの歴史で、ここまでゴジラの来る位置を狭めうまく誘導できたことがあっただろうか?
このことは、あらゆる情報媒体から全世界に報じられ、ゴジラと人類の戦いの決着と人類の存続がこの地ですべて決まるかもしれないと、全世界の人々が注目した。
***
地球防衛軍が有する最強の対ゴジラ兵器で
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