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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第二話  機龍フィア、機能停止!
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ジラのすぐ横の小山あるじゃん? あそこに二つ…、小さい生命反応があるんだけど…。』
『……はあ? 都民は、強制移住の作業は終わっていないが、すでに避難させてあるはずだ。』
『抜け道なんてどうやっても塞げないって。』
『…それは、本当なのか?』
『何が〜?』
『ゴジラの横の小山に人が残っているってことだ! 貴様、とぼけるんじゃない!』
『そうだね。俺は肉眼で見えるけど、男の子が二人いるよ。一人は、なんかカメラ構えてるし。』

『しらさぎに告ぐ! 機龍フィアを投下させろ!』

 そこに機龍フィアの出動命令が入った。
『お待ちください! こちらしらさぎ! 椎堂ツムグからとんでもない情報を入手!』
『……こちら司令部、何があったのです?』
『ゴジラの横にある小山に子供が二人いるということを椎堂ツムグが言いました! 生命反応の確認をお願いします!』
『分かりました。機龍フィアは、確認が取れるまで待機。』
 その通信のやり取りがあって、間もなく。
『……遠隔カメラで二人の少年を確認! 避難所のミュータント部隊に救出に行かせる! しらさぎは…、ああっ!』
『なんだ!? 応答を!』
 司令部ではないオペレータからの報告を受けていたら、急にオペレータが悲鳴をあげたので、驚いた。
『機長! 使徒が!』
 しらさぎのパイロットの一人が悲鳴に近い声で報告した。
 第三新東京にゴジラの熱線による大爆発が起こったのだ。

 二番目に来た使徒も、前に来た使徒サキエルと同様に、ゴジラに成すすべもなく敗北した。
 熱線による一撃死だったのが、右肩と腕を奪われて無様に這いずって逃げようとする姿を晒したサキエルと比べたら、若干マシ…だったかもしれない。
 やはりATフィールドは意味をなさず、ATフィールドを張ったのが肉眼で確認できたものの、ゴジラの熱線はATフィールドを簡単に貫通し使徒を一撃で焼き尽くしてしまった。
 使徒を焼き尽くしても熱線の勢いは止まらず、ゴジラが首を横に動かしたため第三新東京が放射熱線による爆発で炎上した。
 爆発の余波は、ゴジラの横の小山にも及び、衝撃波が二人の少年の体を転がした。
「ひいいい…! し、使徒って化け物が…、いいいいいいい、一撃で! すげえ! ゴジラすげえ! さすが怪獣王!」
「地球防衛軍は、ほんま何しとんや! わいらの街が破壊されとるのに!」
 怯えた悲鳴をあげながら、それでもますます興奮しカメラのシャッターを連射しながら、ビデオカメラも使うという器用さを発揮しながらゴジラを称えるケンスケと、地球防衛軍が来ないことにますます怒りを膨らませるトウジ。やっぱりどこまでも対照的。
 次の瞬間。そんな二人は、恐怖で失禁することになる。
 ゴジラ
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