14新世界
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較的最近隕石が落ちて滅びた場所で、それ以外にもイエローストーン、ラ・ガリータカルデラなど、終局噴火を起こす巨大火山があるので、小規模噴火しただけで全人口が滅びる場所でもある。
阿蘇カルデラが富士山の約600倍の破壊力で、地球最大のカルデラの上位二つ、イエローストーンが2400倍、ラ・ガリータが3000倍であり、桁が一つ上の火山でカルデラが存在する土地。
7万年前に、人類を1000組のカップル以下に減らしたトバ火山が2500倍、北米とは終局噴火を起こすスーパーボルケーノが2か所もある地獄である。
毎回30万年ごとに終局噴火をしているが、イエローストーンは現在60万年噴火していない、今すぐ終局噴火しても何の不思議もない。
小規模噴火で北米全土に噴石と火山弾が落下したのを、隕石による気候変化の滅亡だと局所的に見ているだけかもしれない。
南米には隕石の落下か南極の終局噴火により破局洪水が起こり、千メートル以上に住んでいる集落以外はすべて洗い流されたので、居住する事が許されなかった禁忌の土地は、自由に出雲人で満たせる。
「東半球全部と、南北アメリカにアフリカ、オーストラリアも出雲だ……」
インディアン、アボリジニ、ポリネシアン、南米まで徒歩で移動したモンゴロイド。
全部日本人の親戚なので排除する必要すらなく、非常に少ない原住民人口に対し、食糧援助、医療援助するだけで、向こうから神とあがめて混血してくれて、数が多い出雲人に吸収される。
襲撃や盗難で原住民を排除した場所もあるかも知れないが、ほんの数万人なので人口比率から見れば誤差程度、天然痘を撒かないでも、インフルエンザや日常的な風邪程度でも殲滅できる人数で、病原菌に対して何の抵抗力も持っていない純粋培養された隣人。
ネアンデルタール人、西シベリアで見つかったデニソワ人。それらはホモサピエンスの暴力や戦争で絶滅させられたのではなく、混血して交じり合い、その後劣性遺伝として排除され、現生人類に吸収されただけである。
言語を使用しないネアンデルタール人は、いわゆるコミュ障として現在も残り、ホモサピエンスの中に4%ほど遺伝子として残存している。
他は白人のアルピノ、青い目、金髪として残っていて、西欧人と過去3回にわたって交雑した遺伝子記録が残っている。
「ほぼ世界征服してるじゃないかっ」
トバ火山噴火後、極寒の地で生き残ったデニソワ人は、死に絶えた地上の動物と樹木に代わり、海の幸を求めて海に潜り、貝と海藻を食べて貝殻を積み上げた人類。
温暖期でも同じ生活をして来た海の生き物であり、10〜20℃程度の冷水の中でも狩をして、まるで海イグアナのように地上の人類を圧倒して大量に増え、人類水棲進化論的な世界で脳にタンパク質を供給し続けて脳を進化させた水棲人でもある。
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