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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
最終章 決着編
第50話『ラブリーヒルズの悲劇』
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雅はロードスラスターを上手く扱い蓮江達を傷つけないように攻撃する。
「雅もエグいねぇ…」
「きっと、今まで抑圧されていた分が、この惨状にしているんだろう。」
一目連と輪入道は遠巻きに見ている。
「地獄少女の仲間だと思って黙っていればいい気になりやがって!」
ラブリーヒルズの住民達は雅に殴りかかるが、雅は無心で避ける。
「お前達、本当に自分達が悪事を犯したという自覚が無いんだな。」
雅は構わず攻撃をする。すると、
「お、俺達が悪かった!悪魔の子は見逃す!だから助けてくれ!」
蓮江は雅に交渉を持ちかける。しかし、
「断る!拓真君を悪魔の子と言っている時点で信用するわけにはいかない。それに、この地獄流しを依頼したのは僕自身だ。」
雅は交渉に耳を貸すこと無く蓮江を攻撃する。
「しかし、雅も案外大胆だな。まさか怨みの対象をこの地域で地獄流しをした奴ら全員にするとはな。」
「それも、あのワールドホープってやつの力か…」
輪入道の感想に一目連は意見を述べる。
「お嬢、そろそろ。」
「ええ。闇に惑いし哀れな影よ。」
「人を傷つけ貶めて。」
「罪に溺れし業の(たま)。」
雅とあいは片手を重ね、
「「いっぺん、死んでみる?」」
重ねていないもう片方を手をかざし、大量の花が舞い上がる。

そして、ラブリーヒルズの自警団達は舟に乗せられていた。
「おい!ここから降ろせ!」
「いいの?三途の川で溺れても。」
「何でだ!何で俺達が地獄に行かないといけないんだ!」
蓮江は騒ぐ。
「お前達がやってきたことは普通なら大罪だ。地獄流しを利用して悪事の限りを尽くしたお前達には相応しい場所だ。最も、地獄へ落ちるのが早まっただけだが。」
「俺達が地獄に?何のことだ!」
「お前達は遮って聞かなかったが、地獄流しを行う場合、契約した本人も死後、地獄へ落ちる。」
「あれ、本当のことだったのかよ!」
「そうだ。お嬢、後はお願いします。」
【ATTACK RIDE-WARP-】
雅はワープのアタックライドで現世に戻る。
「この怨み、地獄へ流します。」
あいによって、蓮江達は地獄へ流される。

「お前さんとも、お別れだな。」
「はい。僕のやるべきことも終えましたので。それに…」
雅は胸元を見る。そこに地獄少女との契約の印が現れるが、まるで弾けるかのように消えてしまう。
「おや、珍しいこともあったものだ。」
一目連は驚く。
「それでは、不協和音となる僕はここら辺で帰らせていただきます。」
雅は一礼して去る。
「さよなら。」
あいも普段と変わらぬ無機質な言葉をかけるが、その言葉には、どこか悲しさがこめられていた。
「でも可哀相に。あの子、死んでも地獄に落ちることすら許されないなんて。」
骨女は悲しげな表情を浮かべ
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