1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
花見
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居候のみとしてはイベントがあれば参加しないといけない。
本当は逃げたいぐらいだったが逃げるのは不可となった。
学校でアリサたちが今日の花見楽しみとか言って俺に言ってきたので生返事したのがダメだった。
「今日の花見楽しみね」
「「うん」」
「そうだな、楽しんで来い」
「あんたも行くんでしょ」
「らしいな」
「なによ、私たちとじゃ行きたくないわけ」
「んなこと言ってないだろうが」
「なんでそんな生返事なのよ、しかも他人事?」
「花見を静かに花を見て酒を飲む
一人で楽しむものだ」
アリサは一人で怒っていたのだが、俺は昔の事
生前の事を思っていたので、スルー気味だったのが火に油を注いでしまった。
俺は悪かったと謝り、今日の花見は強制参加になってしまった。
すずかからはみんなで一緒に行きたいからとか思い出を共有したいなど言われてしまった。
実際には花見は嫌いではない
生前は良くやっていた。
アパートの窓から半のりしてするめを食べながら
桜と月を肴にして良く飲んでた。
そういえば家族以外の人と
一緒に花見をするのはいつぐらいだろう?
ノエルがバスを運転してみんなを乗せるらしい
スタートは月村家から始まり、バニングス家を回り高町家に着いた
初めて高町家に来たのだが、
なのはの家も一般家庭に比べるとはるかに大きい
どこの一般家庭に道場が建ってるのか不思議でしかない。
なのはの姉
高町美由希
眼鏡っ子の高校生ぐらいだと思うのだが、俺があいさつした瞬間
どこにでもいるおとなしい女性だと思ったのだが、握手をした瞬間
気配が変わった。
この町はビックリ博覧会かよ
こいつも強い
俺が一瞬警戒した瞬間
おっとりとした笑顔で返された。
もう一人参加する予定の人間がいるらしい。
3人娘はバスでおしゃべり
それ以外はバスの外で話していた時に
茶色のカーディアンを羽織った女性と狐が一緒に来た。
昨日の巫女のコスプレをした女だ!
それを見たなのはがすぐにバスから降りてきた。
「くーちゃん」
「くぅん」
なのはとこのクーちゃんと呼ばれた狐は仲良しみたいで抱っこして喜んでいた。
その時コスプレ女は何もない所で転びそうになったところ
おっとり茶髪の女の子が歩いてきて
何もないところで転びだした。
「わぁあ」
こんなところでけがされちゃ中止になりかねないから俺は正面で受け止めた。
身長差から正面から胸をわし掴みしてしまった。
「俺は慌てて、体勢を立て直させた」
「す・・・すみません」
「こっちもわるい」
「ボーとしてしまって」
「助けるのが遅れたな」
「い・・・いえ助かりました
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