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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十一話
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に御主人の緋袴の中を覗こうと持ちかけたのは貴女だろう!?」
「あ、バカ!」
「この処女ビッチどもがぁぁぁぁぁぁ!」
一夏が柄を振り抜く。
「かはっ!?」
「ぐぁ!?」
ヴァルハラコンビが崩れ落ちた。
「なに……これ……」
「くっ…御主人が〔心の一方〕を使えるとは…」
「誰が人斬りか誰が。ただの幻痛だ。
そこで反省してろ」
一夏が使ったのは切影のダウングレード版だ。
簡単に言えばサイオン製の棒でぶっ叩いただけ。
ここで本物の切影やファントムブロウを使うほど、一夏はバカではなかった。
ムスッとした一夏がヴァルハラコンビに背を向ける。
「育さーん。この処女ビッチどもちゃんと抑えといてよー」
「善処します」
「やんわりと否定されたし…」
はぁ…とため息をつく一夏。
現状の面子でヴァルハラコンビと渡り合えるのは育だけなのだ。
ふいに、からんからんと下駄の音がした。
鈴だ。
その小柄な体でより小さい一夏をだきしめる。
「………………………………………」
「何か言えよ」
「………………………………心配した」
「そりゃどうも」
一夏の返事は酷く軽かった。
「俺がシャオシンに心臓ぶち抜かれてるの見ただろ? 仙人でも殺せないのにたかが素人に殺される訳ないだろ」
それは傲慢や自慢ではなく、ただの事実だ。
「そういう話じゃないのよ。そういう話じゃ」
一夏からすれば、体はただの入れ物だ。
何れだけ傷つこうと、再生する。
死ななければ、それでいい。
しかし周りからすれば、痛ましい事この上ない。
「いいじゃん死んでないんだし」
「…………」
「鈴。一夏には何を言っても無駄だ。諦めろ」
鈴が一夏の首筋に噛みついた。
「ちょちょっ、痛いんだけど」
「無茶した、罰よ」
一夏の首筋には鈴の歯形がくっきりと残っていた。
「あ、そ」
side in
「鈴、そろそろ花火始まるぞ?」
鈴は抱きついたまま何も言わない。
発砲騒ぎがよっぽど怖かったのだろう。
箒と束さんも認めてるし、このままでいいかな…
パッと明るくなった。
花火が始まったのだ。
遅れて音がやって来た。
キ━━━━━━━━━━ン!
「みゃっ!?」
うぉぉぉっ!? 耳がぁー!? 耳がぁー!?
とっさに四つの耳全てを覆う。
「あー…そう言えば猫化して花火見るの初めてだったな…」
まだ耳が痛い…
「……………ょ」
鈴が何か言った、気がした。
「何! 何か言った!? 今
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