1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
夜の酒はほどほどに
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なんか今度花見をするらしい。
高町家主催でアリサ、月村一家で、本当にこいつら友人居ないのかと突っ込み入れたくなる。
すごく楽しみにしてといわれた。
俺はから返事をして夜に家を抜け出して今朝がた見つけた公園の木の上に行く。
今日は満月、気の上で飲む酒はいいものだろう。
満月を肴にして飲む日本酒の獺祭は格別だ!
俺が満足してゆっくり飲んでいると下の方が騒がしくなる
まったくこんな満月の夜に騒がしいなんて無粋なやつらだ!
俺は少しだけ下を見ると警察官が立ち入り禁止区域を作って周りを警護してやがる
立ち入り禁止の中央
この木の下あたりに多分高校生ぐらいの巫女姿のコスプレをした女が立っていた。
栗色の幼い感じの女だ
この町美少女率が高くないか
整った顔しかこの町に居られないとかじゃないよな
その女は何もない空間で何かを話している。
俺はしっかり見た
見たと言ったら語弊がある
眼で見るんじゃなく感覚で観るとそこには霊がいた
巫女姿の少女は、その霊に向かって浄霊していたのだ。
確か救霊って言ったかあのやり方は
また危険なやり方を
さっさと破魔すれば楽なのに、
もしミスったら自分がお陀仏になりやすいのを
≪どうするんです綾様?≫
≪どうもしねえよ、関わり合うなんてすずか達で十分だ
これ以上面倒な関係を増やしたくねえよ≫
俺はそれを見ながら酒を飲んでいる
この酒は飲みやすくくせがないのでいくらでも飲める代物だ
満月と救霊を肴に飲むのも良いかもしれない
その巫女は霊を無事に成仏させていた。
あの年で成仏させるなんて言い腕だ。
警察も去っていき、俺は気の上から飛び降りると、
反対側にいたその巫女は俺に気づいた様子だった。
「誰ですか?」
「ただの見学人だ」
「ですがここ一帯は警察の皆さんのおかげで立ち入り禁止区域になってたはずです」
「その前からいて満月を肴にして飲んでたらあんたらが来たってわけだ
まさか警官らもこんな夜遅くに気の上で月見酒してる奴がいるなんて思わんだろう」
「お酒を飲み年齢だと思いませんか?」
「あぁそうだな。肉体年齢は9歳だからな」
「なんで子供が」
「それを言うなら、あんたもそうだろ。
年場も行かない女がよく救霊なんて高度なものをしたな」
「あなたはいったい」
「南條 綾9歳 ただの小学生だ
いいものを見させてもらった。
もう少し自信持ったらどうだ!
もっと腕利きになれるぞ」
「あ・・・あの」
俺は背中を向け手を振り月村家に戻った
誰にもばれずに盗賊技能で戻ったんだが、この家のメイド長ノエルにばれてしまい
酒瓶を持っていることで、忍に怒られてしまった。
アルコールなんて中
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