暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/BBB ー血界戦線・英霊混交都市ー
登場するたびに噛ませやネタ化するお気に入りキャラを見ていると心が痛むけどこれも一つの愛なんだよ、って短編
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ぶりに)天啓が下りた。

「つまり、クラウスさんに正々堂々リベンジするにはライブラの一員となって働かなければならないという事ですねっ!!」
「はぁぁぁぁぁぁッ!?!?そいつライブラのリーダーでしょ!?倒す為に部下になるって、そんな尻尾を振るような真似を私にしろっての!?」
「じゃあどうします?仮にあなたがクラウスさんを超すほど強くなったとして、クラウスさんにどうやって会いますか?雨の日も風の日もクラウスさんを探し回って街をうろうろしますか?それともボヤ騒ぎでも起こしてクラウスさんの気を引こうと必死に悪事を働く気ですか?前者は格好悪いですし、後者も小物っぽさがありますよね。何なら……レオ君に仲立ちでもしてもらいますか?貴方がどう思っているかは私からはなんとも言えませんが、人に頼るのも立派な手段ですよ?」
「うっ、ぐぅぅぅ……!!」

 オリジナルがイエスと言えば自分はノーと言いたくなるし見栄っ張りな所もあるジャンヌ・オルタの性格をある程度理解した上でのこの発言は、段々とオルタの選択肢を縮めていった。更にライブラきっての天然さんなクラウスによる無自覚の追撃が入る。

「私は個人的に園芸を嗜んでいるので、同じ園芸クラブに通えば定期的に会うことはできる。あとはオンラインでチェスをやっているので、フレンドになれば……」

 この時、オルタの脳内に二つのイメージが浮かぶ。

『植物はいいわねぇ、癒されるわ!今度新しい庭を造ってみようと思うんだけど……あ、そうだ。明日の昼ぐらいにリベンジマッチを挑んでいい?』
『承った。その時間は空けておこう。それで、新しい庭と言ったが一体どんな植物を……』
『今度は食人植物オンリーを目指してみたの!きっとクラウスも気に入るわ〜』

 イメージその二。

『いやぁwwwクラウス氏強杉wwwもう52戦全敗でわたし泣きそうwwwwあ、ちなみに来週リベンジマッチしたいんだけどスケジュールおk?』
『承った。その時間は空けておこう。それにしても、君も随分強くなったと思うぞ。まだチェス歴半年とは思えない上達ぶりだ』

 若干変なイメージに浸食されているが、ねぇなコレとジャンヌ・オルタは思った。

 かくして、彼女はライブラの一員となったのである。ハッピーセットでジルも一緒に着いてきて。
 ちなみに二人とも結構真面目に働いている。なんだかんだで妥協できない二人であった。

「今日こそ覚悟しな旦那ぁッ!……ハブッ!?ちょ、待っ、グボォッ!?」
「ハッ!銀ザルが猿の一つ覚えみたいに情けなく負けちゃって!この憤怒の魔女が一丁お手本を……ドブハァッ!?ちょっ、手加減しっ、ぎゃあああーーーーッ!?」
「まーたやってますよ、あの二人。凝りませんねぇ」
「駄目ですよレオ君。片方は猿の反復行動、もう片方はき
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