12製鉄実験
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片方の端を潰し、火薬の膨張力に耐えられる物を作れたからである。
鋳型に流し込んでから鍛造したのではなく、刀を作る要領で丸め、ハンマーで鍛造した先込め銃が作成できた。
敵側、邪馬台国には阿蘇山に大量の酸化第二鉄があり、硫黄を混ぜた燃料で焼く程度で大量の鉄を入手できる。
砂鉄から多数の手順を踏まないでも済むが、飛騨もまた火山と造山の名残がある場所であり、硫黄などの入手も容易い。
鉄と硫黄の反応過程では、猛毒の硫化水素が発生する。
血液のヘモグロビンが硫化へモグロビンに変化して、体が緑色になって死亡する。
大量に発生させるのは難しく、運搬精製も困難ではあるが、味方の危険を何一つとして考えなかったり、加賀の国で放火して使用すると、閉鎖空間ではないが多少の効果もある。
火事の見物に来た野次馬を全員緑色にして死なせ、謎の奇病で殺せる程度だが、相手の恐怖心をあおるためだけでも、やって置くに越したことはない。
硫黄でマスタードガスを発生させる方が運用も楽で毒性もましで、これも猛毒であるが死亡率が低く、運搬したり着火させるのも多少簡単なので、テロ効果を狙って、今後生物兵器以外にも、化学兵器も使用される。
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