暁 〜小説投稿サイト〜
真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
聞いてない
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況は知ってる、すずかのところに連れていけ」

「わかったけど、もう少し年長者を敬った方がいいと思うな」

「綺堂、すずかは部屋なんだな」

 忍に聞いてもらちがあかん
出来るOL風の女性綺堂に話をかける

「は〜部屋よ」

 俺は勝手知ったるすずかの部屋に行く

「すずかちゃんに何の用が
今ぐっすり眠っているのです
乙女の部屋に・・・」

「邪魔だ!」

 俺はファリンとかいうメイドを押しのけ部屋に入る
ネグリジェを着てすやすや眠ってやがる。
俺は部屋の外を見ると何をするのかと野次馬がうっとおしい
俺は扉の前に行き、扉を閉め
力ある言葉を発する

『魔錠の鍵(ウイザード・ロック)』

 開錠の呪文をしないかぎり開かない。
 
 聞くところによると血を吸う行為により
色欲が解放されるらしい
今からそれじゃ早いだろう
俺は成長が遅くなり、お前は成熟するのもな
もう一度力ある言葉を発する

忘却(フォーゲット)

 忘れるのは俺の血を吸ったこと

 これ忘れたら起きるとか思ったのにな、仕方ない

「すずか、いつまで寝てるんだ
別にお前のせいでも何でもない
実際に遅かれ早かれあいつとは決着をつけないとダメだったしな
全て俺が決めたことなのに、勝手にてめえが責任感じるんじゃねえ
ショックで寝込むなんて、そっちの方が迷惑だ
お前が起きねえと、寝心地のいいお前の膝枕で寝れねえだろうか
すずか早く起きやがれ」

「ん〜っ、膝枕が必要だから起こすのはちょっとひどいと思うんだけどな」

「俺より寝てたやつに言われたくねえよ!」

 すずかはベッドから起きだして俺に抱き付いてきた。

「当たってるぞ!」

「もぅ、そういうのはスル−するんだよ
いわれたら恥ずかしくなるし」

「マセすぎだ」

 俺は軽く頭をなでながら抱きしめる

「捕まってごめんなさい、呼べば来てくれると信じてたよ」

「あぁトラブったら呼べって言ったしな」

「うん、来てくれてありがとう」

「宿賃だ!気にするな」

「くすっありがとう」

 そう言ってほほに口づけをしやがった。

「私の初めてだよ」

 そう言ってすずかは離れた

「だから10年早い」

「同い年だよ」

「あぁ、みんなが心配してるぞ」

「うん、本当にありがとう」

「何度も聞いた早く行け」

「うん」

 そう言って扉を開けようとするのだが開かなかった。

「悪い解除の呪文をかける」

解除(ディスペル)

 開門の呪文をかけても扉を閉めたら、また鍵がかかってしまう
よく考えたら閉門の呪文で良かった
もぅと言いながらリビングに行って

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