1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
転校
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ックでみんな寝転んでしまった。
「お前覚えておけよ」
そう言ってオッドアイの奴は教室に出て行った。
残りは得体のしれない男
オッドアイの魅了にかからず、平然にしているこいつ
俺は警戒をやめなかった。
「おいおい、警戒するのはわかるが、その殺気やめてくれないか
俺はただの小学生なんだしな」
「よく言うぜ!名は?」
「七枷 サイツだよろしく、
まぁいいや成り行きを意味させてもらうぜ」
「まぁいい」
俺は指を鳴らして催眠を外した
みんなはなんで寝てるのって感じだったんだが
あえてごまかした
オッドアイの奴は神威 皇帝
名前負けしてる中2みたいな名前だった。
神の威を借りる小物だなあれは
サイツとかいう奴の方が得体が知れなかった。
昼食の時間になり
屋上に連れてこられた
ピクニックみたいにシートを引いてご飯を食べるのだが
説明しろと目で訴えかけてやがる。
「説明って言われてもなぁ、想像の域までぐらいしか」
「それまででも構わないわよ、何か私たちにしてたんでしょう」
「アリサの言う通り魅了系だな
じわじわと自分の方に好感が持てるように
完全に入ると奴の命令は何でも聞くようになる言ったものだな多分」
「綾君多分って」
「そこまで言ったやつはいなかったからよくわからん」
「そう、女って言われたときはびっくりしたわよ」
「彼女なわけないだろうが、何がうれしくて出るとこ出てない奴を好きに・・・」
俺の方に巾着袋が投げ飛ばされた。
「危ないだろうが」
「そのセクハラ発言いい加減にしなさい」
「セクハラ、本当の事だろうが
何がうれしくて・・・失言だったな
恋愛感情なんて一種の興奮剤と同じだ
しょせん人間関係なんて損得勘定か快楽のための方便だ」
「違うよ!」
普段大声を出さないすずかが大声を出したからびっくりした。
俺だけじゃなくアリサもなのはも大きな目をもっと大きくしてすずかを見ていた。
「そういう人たちがいるのは知ってるよ、でも・・・
綾君はそんな人じゃない」
「何を知ってる俺の?」
「知らないよ、何も話そうとしてくれないから
でもいつか話してくれると信じてる。
綾君はなぜ日にちを繰り上げて学校に来たの?」
「本当にすごいカリスマ性を持った奴を見たかったのと
後々面倒なことを排除したかったからだ」
「うそだよ、私たちのことを心配してくれたんだよね」
「買い被りだ」
「だって穏やかに私の膝で寝てたから」
「それだけで何がわかる」
「わかることもあるよ、私たちに心を開いてくれてるって事とか
それは情欲や損得勘定じゃないよね」
「そうだと言っ
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