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翠碧色の虹
第三十三幕:移り変わる虹
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七夏「え!? あっ・・・えっと・・・」

しまった! 俺は部屋の事を話したつもりだったが、間接的に七夏ちゃんの事を「可愛い」と話してしまった事になる。俺は慌てて話題を変える!

時崎「七夏ちゃん!」
七夏「え!?」
時崎「MyPad、あるかな?」
七夏「あ、はい☆」
時崎「直弥さんの部屋に無線ネットワーク機器を設置したから、七夏ちゃんのマイパッドも登録しておこうと思うんだけど、少し、借りてもいいかな?」
七夏「はい☆ どうぞです☆」
時崎「じゃ、少し借りるよ」

俺は、七夏ちゃんのMyPadの設定より、端末の固有番号(MACアドレス)を調べてメモをする。

時崎「ありがとう!」
七夏「え!? もういいの?」
時崎「後は、直弥さんの部屋で設定の追加を行うから、少し待ってて!」
七夏「はい☆」

俺は、直弥さんの部屋へ移動し、無線ネットワーク機器に七夏ちゃんのMyPadを追加登録する。そして、再び七夏ちゃんの部屋へと移動する。

時崎「うっ!」

扉の角で、足の小指だけぶつけた。時々、こういう事が起こるけど、何故小指「だけ」ぶつけるのだろうか? と、とにかく七夏ちゃんの部屋に急ごう!

時崎「七夏ちゃん!」
七夏「あ、柚樹さん☆ どうぞです☆」
時崎「お邪魔します!」
七夏「!? 柚樹さん? どうしたの?」
時崎「え!?」
七夏「えっと、足・・・」
時崎「あ、ちょっと小指をぶつけちゃって・・・」
七夏「大丈夫?」
時崎「ああ。大丈夫だよ!」

七夏ちゃんは、ちょっとした変化に鋭いなと思う。

七夏「私も、小指をぶつける事がありますから、気をつけないと」
時崎「七夏ちゃんもあるの?」
七夏「・・・はい。おかしいですか?」
時崎「いや、七夏ちゃんがそんなに慌てるような印象がなくて」
七夏「普通に歩いてて、ぶつける事があります。どおして小指だけぶつけるのかなぁ?」
時崎「っ! くくっ!」
七夏「え!? あ、柚樹さん笑うなんて・・・」
時崎「いや、ごめん! ついさっき、俺も七夏ちゃんと同じ事を思ったから!」
七夏「同じ事?」
時崎「小指だけ」
七夏「あっ! くすっ☆」
時崎「もう一度、MyPad借りていいかな?」
七夏「はい☆ どうぞです☆」
時崎「ありがとう」

七夏ちゃんのMyPadで、無線ネットワークの検索を行い、無事ネットワーク接続が完了した。

七夏「何か変わったのかな?」
時崎「ネットワークの接続を追加しただけだから、特に何も変わってないよ。今までと同じように使えるから!」
七夏「はい☆ ありがとうです☆」
時崎「今日は、午後から天美さんと、高月さんが来るんだよね?」
七夏「はい☆」
時崎「天美さんと、高月さんに、この前みたいにアルバム作りの
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