第三十二章
[8]前話
「本当に何かあればな」
「即座に取り押さえられる様にしておくか」
「というかこいつ目離すと何するかわからないから」
ニコもそんな目で見ている、それがはっきりと出ている。
「味方でも爆弾みたいなものね」
「とりあえず戦いの時以外は穏やかにして下さいね」
宝生もこう言う。
「面倒なことになりますから」
「君までそう言うのか」
「実際にそうですから」
「やれやれだ、だがスサノオには絶対に与しない」
檀はこのことは断言した。
「安心することだ」
「そのことだけは安心しています」
「そうだな、ではスサノオとまた戦う時はな」
「またですね」
「出て来て戦おう、しかしだ」
「その時以外は静かにして下さい」
「まだそう言うのか」
いい加減不機嫌な顔になって言う檀だった。
「全く、勝ったというのに何ということだ」
「貴方のそうした性格が問題ですから」
「やれやれだな」
「とにかく打ち上げの場所に行きましょう」
明日那は院長と日向に話した、檀ではなく。
「これから」
「うん、ではね」
「今から行こう」
「そうしましょう、じゃあ皆もね」
「そうだね、今はね」
「皆で勝ったことをお祝いしましょう」
明日那は宝生にも笑顔で応えた、そうしてだった。
ライダー達は檀も含めて店に向かった、そしてバグスターの身体の者達も含めて神に勝ったことを喜んだ。人間である彼等にとってそれはこれ以上はないまでのことであるが故に。
仮面ライダーエグゼイド この手の中 完
2018・8・30
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