1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
おやっさんと
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朝バニングスのご家族とおやっさんを交えて食事をとった。
アリサは何か聞きたそうだったのだが、学校があるから行ってしまった。
まぁ、多分アリサが帰ってくる前にお暇するだろう
そしたらもう会うことは無いと思う。
きっとその方がいい
俺と知り合うと多分トラブルが増えるだろう
人外の力を得るということは、必要だからあるということ
普通の人はそれに巻き込まれるのも馬鹿らしい
友人が人外だとしてもあんな啖呵を切る女だ
友人とかになったら関わってくるだろう。
そんな風に考え事をしていたらドアからノックが聞こえた。
「どうぞ」
「入るぞ!」
ノックをしたのは、おやっさんだった。
「13区に戻るのか?」
風都は中心に13区がある。
東京の23区に対抗した感じだと思う
そのほかに市があり、ここ海鳴もその市に当たる。
「あぁ俺はな、だがお前は違う」
「はぁ?、まぁ俺は行くところがないから施設に行くのか?」
「それも違う、
前も言った通り、俺の仕事は危ない
妻子もこちらに来させないぐらいだからだ」
ハードボイルドが結婚してたとは驚きだ!
そういえば居たな娘が亜希子とか言ってたっけ?
なんで離れているかは知らないが
関係ないから聞く必要もない
「んじゃ、その妻子の所に送るのか?」
「違う」
「え〜い、まどろっこしい
施設も違う、おやっさんのところも違う、妻子のところも違う
関わった以上外に捨てるって案も違うのだろう
提案がねえだろうが」
「俺も困ったことになってな」
「俺は、聞いたかもしれないがまぁ人外の力を持ってるが、
覚の力はないから言ってもらわんとわからん」
俺は懐からジッポライターと煙草を出して吸い出す。
銘柄は生前吸っていたラッキーストライク
子供のお使いと思ったのだろう
昨日の散歩中に購入しておいた
俺は一服吸い出す
うん、気がまぎれる思った瞬間。
取り上げられた。
「お前にはまだ早い」
「信じるかどうかわからないが、俺は生前の記憶を持っていて44歳だったから大丈夫だ!」
「今のお前は9歳だから駄目だ、言っておくが嘘だとは思ってないが、
タバコを吸うと成長が止まり、いつまでも女性の体形のままだぞ」
仕方ないのでジッパーライターのふたを開け閉めして気を紛らわしながら話を戻す
「困ったって?」
「お前が嫌では無かったら預かりたいと言ってきてる」
「トラブルの元を引き取るとは物好きだな」
「俺としても助かるし、お前がいくら生前の記憶持ちだとしても
今の同じ年の子と触れ合った方がいいと思う」
「って言うことはアリサの所とすずかの所か、却下」
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