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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十話
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と小鼓の音に合わせて、二人が動き出す。

右手に刀を、左に扇を持った二人の巫女。

片方はひどく背の低いものの、自分の身長ほどの刀を持って難なく舞う。

もう片方は背が高く女らしい体つきの女で、刀を振るうのが様になっている。

そして、最も観客を驚かせたのは、二人の頭についた耳と、腰から伸びる尾だ。

扇で打ち払い、刀で切る。

その所作の度に、尾が揺れる。

細長い猫の尾と、ボリュームのある狐の尾。

その流麗かつ優美な舞を。



銃声が切り裂いた。







side in

『箒!』

咄嗟に箒に精神加速魔法インフィニティ・モーメントを、自分にブレイン・バーストを掛ける。

意識を向ければ観客の後方に義手から発砲している女が二人。

この世界は攻殻ほどじゃないが義肢技術が発展している。

スコールの体を見れば明らかだ。

『切り払え箒! 障壁はまずい!
幸い後ろには何もない!』

ここは地上二メートル。

斜め下からの銃弾は、俺達さえ避ければ後方の空の彼方だ。

『わかっている……!』

正面に目を向ける。

迫る弾丸は拳銃弾。ただし多数。

仕込んでいるのはサブマシンガンだろう。

『『闇の刃よ万物を断て!』』

緋宵に圧切を纏わせる。

酷く遅い時の流れの中で、刀を振る。

まるで水中に居るみたいだ。

一発目。

緋宵の刃が弾丸に触れる。

まるでバターのようにスッと切れる。

切られた弾丸は圧切の斥力で左右へ別れる。

二発目は当たらないコースなので無視。

三発目は身を捻って避ける。

四発目は体幹直撃コースなので切る。

『一夏。お前ならここからあそこまで走って切れるか?』

隣で同じく影打を振るう箒に尋ねられた。

『恐らくは』

五発目を切りながら答える。

『なら、行け』

『持つか?』

『インフィニティ・モーメントの倍率上げすぎだぞ一夏。
切りながら会話できる程だぞ』

『テレパシーだからノータイムなんだが…』

まぁ、それはどうでもいいか。

迫る弾丸を切り払いながら、正面を見る。

観客の中程、直線距離で15メートル程。

観客が左右に道を開けてくれているので、真っ直ぐ突っ込むだけだ。

『セルフ・マリオネット キャスト』

自分から弾雨に突っ込む。

一歩、二歩と歩みをすすめる。

ステージの縁に足を掛け、真っ直ぐに跳ぶ。

その間にも弾丸は放たれている。

セルフ・マリオネットによって思考と同等の速さで動ける。

着地の瞬間も足を止めず、ベクトル変換で加速する 。

必要最低限の弾を切り捨
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