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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百三十七話
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そちらの美人さんは?」

弾の視線が奏に向けられる。

「俺様の名は奏。ユートピアの主にして眷属」

「俺が調伏した吸血鬼だ」

「!?」

弾が数歩後ずさる。

「あ、大丈夫大丈夫。コイツ俺の血しか飲まないから」

昨日今日はマグカップに移さず直接飲ませた。

巫女舞のため吸血鬼性を抜いておいたのだ。

巫女舞ともなれば写真を取る奴が出てくる、そこで写らなかったらそれはそれで面倒だ。

なお瞳もパレードで擬装中。

ヴォーダンヴォージェと間違われたら国際問題待ったなしだ。

「そうなのか?」

「俺様は不味い血は飲まねぇんだよ」

「ゆーし。屋台まわっぞー」

屋台は射的やら籤引きやらりんご飴やら大判焼きやら色々だ。

祭りといえば、で思い付く屋台は大抵あるだろう。

前世の過疎地域の祭りとは大違いだ。

「一夏お姉ちゃん! いいこと思い付いた!」

「嫌な予感がするが一応聞こう」

「杏飴食べながらちゅーしよう!」

案の定かエロガキ!

「却下だ却下」

後ろで弾が吹いたきがするが無視だ。

「えー。今日一回もちゅーしてなんじゃん」

「我慢しろ……。あとでしてやるから」

「やった! あのね! 昨日リムと二人でちゅーの練習したんだよ!」

マジか。それは見てみたいな。

あとでやってもらおう。

「おいおいおいおいおい!」

後ろ襟を捕まれて首が閉まる。

「にゃんだよ弾?」

「お前何してんの!? なにこんなちっさい子にキスとかしちゃってんの!? ロリコンなの!?」

「俺は被害者だ。昨日無理矢理キスされたんだぞ」

「でもお兄ちゃんもノリノリだったじゃん」

「年上として負けられんだろうが」

「でも箒姉ちゃんにまけてたよ?」

「リリムキッスは無しだと思うんだ」

ポム、と弾が俺の頭に手を置いた。

「どうした、弾」

「苦労してるんだな。一夏」

「その顔やめろぶっ飛ばすぞ」

「大丈夫大丈夫。今日はお兄ちゃんがうんとあまやか…ほげぇぁ!?」

気付けば弾が横から殴られていた。

「お兄ちゃんは私達のなの!」

おお…円香…。

「がふっ…………イモウトコワイ…」

「自業自得だばぁーか」

その後は組長の所で焼そばを買ったり若頭がやってた大判焼きを買ったりした。

時々屋台の売り子にシルヴヴァインのメンバーが入っていてクスッときた。

ロシア系のイケメン達なだけあってマダム達に人気だった。

「つーか、鈴の奴来てないな…」

「鈴は昼から来るってよ。お前と違って家の手伝いさ」

「なるほど。それでお前はメシしか買わない訳か」


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