1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
はじまり
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どうするつもりだ」
「小学生の年齢なんだから孤児院みたいなところに厄介になるしかないでしょ」
「お前がいいのなら」
「何?」
「知り合いにな、子供ができない夫婦がいるんだが」
「人柄は」
「良いと思うぞ」
「施設に行くよりはましか、
その夫婦ペドとかじゃないよね」
「安心しろ、人柄も良い人だ」
「おやっさんは?」
「おやっさんとは俺の事か?」
「だけど、ダメだった?」
「綾の好きなように呼べ
俺は危険とともに生きてるからな
たまになら遊びに来い」
確か・・・大阪に妻子がいる
危険な仕事だから離れてるんだろうか
「その人の名前は?」
「南條隆行さんと栞さんだ
旧姓は霧生栞さんだな」
南條隆行さん
聞いたことない名だ
でも・・・霧生栞って・・・
「あの数年前にアイドルやってた」
「あぁ」
この世界にはいないけれど、
山口百恵さんみたいに結婚と同時に引退したんだっけ
「それ本人たちは了承済みなの?」
「今から話に行くところだ」
「俺に聞くよりまず先方の了承を得ないと」
「こういうのは大人の意見よりまずは子供の意見を聞く方が先だ」
おやっさんが頭をなでようとした瞬間
俺は無意識のうちにそれをかわしてハイキックをしたんだが、
おやっさんはそれを寸でかわしていた。
「良い蹴りだ!急になでようとしてすまなかったな」
小学3年程度だから掘られることはなかったのだが、
それ以外はペドの奴らに奉仕させられた記憶がある。
俺は無意識のうちに攻撃をしてしまったみたいだ
おやっさんもそれがわかってるからか、
蹴りをしたことは気にしてもいない感じだった。
おやっさんに保護されて一か月
色々な手続きをした。
養子縁組で先方の人の子になることになった
南條これが新しい俺の苗字らしい
ただいま南條夫婦はアメリカにいるので、
帰国してから初対面する予定だ
奥さんの栞さんとはビデオチャットで話をしていたので
この人たちなら安心だと直感で分かった。
おやっさんが
風都の少し海沿いにある場所にバイクに乗って向かっていた。
久しぶりの海で
やはり気持ちがいい
風都をはなれ1時間ぐらいに隣の市に来た
ガードレールにようこそ海鳴市へと書いてあった。
海鳴って・・・あの海鳴
人外魔境
忍者がいて
吸血鬼や狼人間や怪しい組織があったりする
その舞台に話の舞台になった地名が海鳴市
そういえば転生する前に魔法と武術は鍛えておけと言ってたけれど
納得だ!
武術はわかるが魔法ってのは・・・
なんでだ?
ゲームをやっておけばよかった。
帰ったら世界地図を見させて
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