外伝〜想定外(イレギュラー)の戦い〜中篇
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ルに襲い掛かったが
「ヒャッハー!雑魚が吾輩を無視すんなよ?そらあっ!」
「ガッ!?」
「グアッ!?」
ギレゼルが魔槍でまるで死神が命を刈り取るかのような斬撃を放つクラフト―――狩リ取ル鎌斬を軍人達に叩き込んで怯ませ
「この………っ!」
「喰らえ!」
「無駄無駄ァッ!」
更に後方から放たれた銃撃は器用に魔槍を振るって銃弾をそれぞれ斬った。
「さて、今度はこっちの番だぜぇっ!ヒャッハー!!」
「グアッ!?」
「ががっ!?」
そしてギレゼルは自分が先ほど攻撃した近接戦闘用の武装の軍人達に暗黒の力を纏った槍で怒涛の突きを叩き込み、ギレゼルのクラフト―――流黒の闇槍によって戦闘不能になった軍人達はそれぞれ気を失った。
「天よ、罪深き者達に裁きの雷を――――天雷!!」
「ぎゃああああっ!?」
「があああああっ!?」
その時詠唱を終えたルファディエルが魔術を発動すると後方の軍人達の頭上から巨大な神聖な稲妻が落ち、稲妻をその身に受けた軍人達は悲鳴を上げた後気絶した。
「―――今だ!喰らえっ!」
ルファディエルの魔術が終わると味方に攻撃している間にルファディエルの背後へと回った軍人の一人が自身の得物でルファディエルに襲い掛かったが
「――――護法蓮!!」
「な――――ガッ!?-―――グッ!?」
背後からの奇襲に全く気付いていなかったように見えたルファディエルは突然振り向くと同時に聖杖から障壁をさせて奇襲攻撃を防ぐと共に障壁を炸裂させて軍人を吹き飛ばし、吹き飛ばされた軍人は近くの木にぶつかり、そのまま気を失った。
「クッ、ならばこれはどうだ!?」
「反撃の後にできる隙は埋められまい!」
ルファディエルが奇襲攻撃を行った軍人への反撃を終えると今度はルファディエルの側面に回っていた軍人達がルファディエル目がけて一斉射撃を行ったが、なんとルファディエルは軍人達に視線を向けることなく聖杖を持っていないもう片方の手から光の魔力弾を軍人達目がけて無数に放った。無数の光の魔力弾はルファディエルへと襲い掛かる銃弾全てを相殺し、更に残った魔法弾は軍人達へと襲い掛かかった!
「ぐっ!?」
「がっ!?」
「バ、バカな……視線すら向けていないのに、正確な位置まで把握しているだと……!?」
ルファディエルが放った魔術――――連射光衝撃弾・広範囲を受けた軍人達はそれぞれ怯んだり驚いたりしたが
「くかかかっ!”軍師”のルファディエルからすれば、自分に攻撃が集中する事くらい戦闘が始まる前からお見通しだぜ!」
「な――――」
「しま――――」
「早い―――――」
「くかかかっ!ノッてきたぜ〜!ヒャッハー!」
目にも止まらぬ速さで強襲してきたギレゼルに驚いた後すぐに迎撃態勢を取ろうとしたが、ギレゼルは自身がまるで狂戦士にな
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