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勇者のメイド
調教
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「目をそらしてはいけません。

早く慣れて下さい。

国王様が言っておりました。

勇者様の夜伽の希望は数年後まで予約が取れないそうですよ?

言葉にはされておりませんが最初の夜伽の相手に勇者様がカオルさんを指名したのは『夜伽の希望が殺到している』と国王様からお聞きになった勇者様のカオルさんに対する『せめてもの情』でしょう。

明日の晩からカオルさんは勇者様の情事を目の前で見なくてはなりません。

その度に涙ながらに『やめてください』などと悲鳴を上げるのですか?

カオルさんが勇者様付きのメイドから外されるだけで済む訳がありません。

王族の情事を妨害したら、下手したらカオルさんは極刑ですよ?

勇者様がカオルさんの目の前で私に奉仕されて何も言わないのは『これくらいの事に慣れて欲しい。

そうでないと自分のメイドはつとまらない』と思っているからだと思いますよ。

勇者様はこの誰も知り合いのいない世界でカオルさんにメイドとしてそばにいて欲しいんだと思います。

カオルさん、勇者様の期待に応えて下さい」ゴディバさんは勇者様の代弁をした。

「わかりました。

勇者様が他の女性と情事を行う事に慣れる努力をします!」私は目に一杯涙をためながら自分に言い聞かせるように言った。

当初は「実感がわかないし勇者様と女性が情事を行う事に全く嫌悪感はない」と言っていた。

だが実際にゴディバが勇者様にマッサージをしている時に思った。

「勇者様が男に触られるより、千倍私以外の女の人に触られる方が辛い」そう私は思った。

男を好きになったという実感はない。

私が好きになり全てを捧げたいと願ったのは他のどのような男ではなく、勇者様ただ一人なのだ。

勇者様が女性であっても、私が男のままでもきっと同性の勇者様に恋しただろう。

「多少の嫌な事でも好きな人のために頑張る、我慢する」それが調教の一側面だろう。

まさに今、私は調教されているのだろう。

ゴディバさんの扱きで勇者様の男性自身が固く大きくなる。

「コレ、カオルさんの中には入らないでしよ・・・」思わずゴディバさんが呟く。

中世栄養状態があまり良くなかった時代は平均身長も低い。

支配者層はそんな栄養不足とも低身長とも関係がない。

三國志にも2メートルを超える高身長の武将が登場する。

だが、動物を愛し『生類憐れみの令』を出した『犬将軍』と言われる徳川綱吉は動物性蛋白質をほとんど摂取してい
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