06.そうだ、刑務所に逝こう。
第20回
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すか? 寂しいでしょうから、此処で待っていてあげますけど?」
「そうじゃないの………私、此れから何をすれば良いのかな」
急に弱気になって、私ってば如何為たんだろ。
「主は、落ち着くまで何もしなくても大丈夫だよ。僕達だけでも回せるから」
「でもさ……」
躰が震えて、段々と躰の感覚が無くなっていく。恐怖と言うヤツだ。
このまま待っているだけは怖い。何かしなきゃ、自分が保てない。
「落ち着いたら一緒にやりましょう。兎に角、今は休んで下さい」
でも、怖かった。
だって、私が居る意味が分からない。
要らない物は捨てる。其れが普通。
だから怖い―――
「僕達は、絶対に主を捨てたりはしないよ。安心して……」
「怖いなら、一緒に寝てあげましょうか?」
………また子供扱い。
「もう………そんなに子供じゃないよ」
「未だ未だ子供だよ、主は」
「ほら、良い子良い子」
「………馬鹿」
そして三人揃ってベッドに寝転がった。
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