2話:転生?
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ら?」
マリアの問いに首を横に振ると
「レオンハルト様も家族や近しい人には配慮を欠かさない方でした。やはり貴方はレオンハルト様の生まれ変わりね。」
などと、また涙ぐみながらも満足げな表情を浮かべている。まだ5歳とは言え、今までの俺はだいぶ甘やかされていたのではないか?と心配になる。
「おばあ様、私もルントシュテット家の男子。いろいろとお教えいただいたことは記憶にございますが間違いがあっては恥です。確認も含め、今一度ご教授いただけないでしょうか?」
するとマリアは一段と感激した様子で色々と話してくれた。とはいえ所詮5歳児、だいぶ簡単ではあったが置かれている状況が理解できた。
祖母マリアの話によると、現在入院しているのはオーディンという星の軍病院らしい。
祖父・父ともに軍人であるため、事故にあった際にその伝手で入院できたそうだ。オーディンは銀河帝国と呼ばれる星間国家の首都星で、年末年始を家族揃って過ごすために領地から出てきた所、事故にあったらしい。
銀河帝国を建国したのはルドルフ大帝で、建国して既に450年近く経つ。
帝政をひいており、現在の皇帝はオトフリート5世。仕える相手としては褒章は若干少なめな所を除けばまずますの名君らしい。
その中でルントシュテット家は伯爵号を有し、銀河帝国の領域の中では中心部と辺境の中間に位置するシャンタウ星域を領地として治めている。
もともと初代は銀河帝国の建国期にルドルフ大帝を軍功の面で支えたらしく、それ以降、ルントシュテット家は代々軍人として帝政を支えてきたようだ。
そんなルントシュテット家ではあったが、反乱軍との戦争は既に一世紀近くなり、歴代の当主や直系男子もかなり戦死しており、領地の経営も何とかできているレベルのようだ。
その中でも、祖父レオンハルトは若年から才覚を示し、将来は宇宙艦隊司令長官も期待される人材だったが、6年前の第二次ティアマト会戦にて戦死。
祖父は父、ニクラウスに幼少から軍人としての教育を施したが反発まではいかないものの、父は部下が死ぬ環境に嫌気がさし軍官僚へキャリアを変えたが、祖父が戦死した第二次ティアマトで、将官だけでも60名近く戦死した影響で本来なら退役し、伯爵として領地経営をするはずが、いまだ現役であること。
をマリアは矢継ぎ早に話し続けた。
思い起こすと、本当に幼少の砌には、祖母の薫陶を理解できずともうんうんと聞いていたが、最近は乳兄弟のパトリックと屋敷の外で遊びたがることが多かったらしく、祖母としては俺と話す時間が少なくなり、不満を感じていたようだ。
祖母の不満解消という観点では意味があるが、そろそろお昼。マリアの独演会をどうしたものかと考えだしたタイミングで
「コンコン」
ノックがさ
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