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ドリトル先生と奇麗な薔薇園
第十二幕その六
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 サラがお家に来ることになっていました、トミーは先生にこのことについてこんなことを言うのでした。
「何かイギリスにいた時よりも」
「日本にいる時の方がね」
「僕達サラさんにお会いしていますね」
「というかサラがよくね」
 あの人の方がというのです。
「来日しているからね」
「はい、お仕事の関係で」
「ご主人と一緒にね」
「八条グループの企業と契約しているので」
「よく招かれるしね」
 その八条グループの人達にです。
「日本にも」
「それで、ですね」
「うん、八条グループの拠点は神戸にあるから」
 先生達が今住んでいるこの街にです。
「だからね」
「余計にですね」
「この家にも来やすいしね」
「よく来てくれて」
「会う機会も多いんだよ」
「大体四ヶ月に一回は会っていますね」
「そうだね」
 大体その割合だというのです。
「うちに来るのは」
「そうなっていますね」
「そう思うとね」
「本当にイギリスにいた時よりも」
「サラに会っているね。ただね」
 こうもお話した先生でした。
「いつも大阪の空港を利用しているんだよね」
「関西新空港ですね」
「神戸の空港はね」
「どうも利用する人が少ないですね」
「うん、ただあそこを自衛隊が使えば」
 どうなるかといいますと。
「自衛隊というか日本の国防にね」
「凄く役に立ちますね」
「そうなると思うよ」
 トミーにこのこともお話するのでした。
「僕はね」
「そうですね、空港はあるだけでも」
「重要になるからね」
「だからですね」
「そう、自衛隊が使うとね」
 その神戸の空港をです。
「いいけれどね」
「自衛隊ですか」
「航空自衛隊なり海上自衛隊がね」
 この組織にいる人達がというのです。
「陸上自衛隊もヘリコプターを沢山持っているしね」
「そういえば自衛隊はヘリコプター多いですね」
「航空機も多いけれどね」
 航空機だけでなくというのです。
「沢山持ってるね」
「それで、ですね」
「うん、あの空港はいざとなればね」
「自衛隊が使ってもいいんですね」
「そうすればかなりよくなるよ」
「そうですね、関西も守れますし」
 トミーも頷くことでした。
「今はあまり使われていなくても」
「いい使い道はあるよ」
 先生はトミーにこうしたお話もしました、そうしてサラが来た時の準備を整えていました。そうしてでした。 
 サラはまたお仕事の関係でイギリスから日本まで来てご主人と一緒にお仕事を済ませてから先生のお家に来ました。
 そしてまずです、先生のお家の今に入ってこんなことを言いました。
「何度来ても日本らしいって思うわ」
「このお家はだね」
「ええ、畳が敷かれていてね」
 その畳の上の座布団の上に座って先生
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